PyCharm のインストール,日本語化,PyCharm 内の Python 環境にパッケージをインストール(Windows 上)
【概要】
Windows での,PyCharm のインストール,日本語化,PyCharm 内の隔離された Python 環境へのパッケージのインストール手順を,スクリーンショットとともに説明する.
PyCharm は Python 開発環境である.プロジェクトごとに独立した Python 環境(仮想環境)が作られることが特徴である.
【目次】
前準備
Python 64 ビット版のインストール,pip と setuptools の更新(Windows 上)
Windows での Python 3.12 のインストール,pip と setuptools の更新については別ページで説明する:別ページ »
Python の公式ページ:https://www.python.org/
Windows で PyCharm のインストール
- PyCharm の Web ページを開く
- 「Download」をクリック
- 「Community Edition」(無償版)を選び,「Download」をクリック
利用条件などは,利用者側で確認すること.
- ダウンロードが始まる
- ダウンロードした .exe ファイルを実行
- ようこそ画面では,「Next」をクリック
- 旧バージョンのアンインストールに関する画面が出る場合がある.アンインストールするときはチェックする.
- インストールディレクトリは既定(デフォルト)のままでよい.「Next」をクリック.
- 設定を行い,「Next」をクリック.
- スタートメニューフォルダは,既定(デフォルト)のままでよい.「Next」をクリック.
- インストールが始まる
- インストール終了の確認
- 初回起動時の設定を行うため,PyCharm を起動する
起動するには,Windows のスタートメニューの「JetBrains」の下の「PyCharm Community Edition」を選ぶ.
- 設定をインポートするかの画面が出る
- UI テーマを選ぶ
- PyCharm の画面では「New Project」(新規プロジェクト)を選ぶ
- プロジェクトのファイルを置くディレクトリ(フォルダ)の設定画面である.「Create」をクリックする.
* このとき「Create」が動かないときは, Python のインストールが終わっていない可能性がある:別ページ »で説明.
- プロジェクトの画面が現れる
PyCharm で Python コンソールや端末を使う
Python コンソール
- Python コンソールを使うときは,
「View」→「Tool Windows」→「Python Console」と操作する.
Python コンソールの画面が現れる.この Python コンソールが使う python.exe は,システム Pythonではなく,PyCharm のプロジェクト内に作られた仮想環境のものであることがわかる.
端末
- PyCharm で端末を使うときは,
「View」→「Tool Windows」→「Terminal」と操作する.
- PyCharm の端末で「where python」を実行してみる.
PyCharm は,既定(デフォルト)では,PyCharm 内の仮想環境の Python を使用していることが確認できる.
- PyCharm の端末では,pip コマンドも利用できる.
PyCharm の日本語化
PyCharm は,JetBrains 純正の「日本語言語パック(Japanese Language Pack)」プラグインで日本語化できる.JetBrains の IDE では 2024.2 以降,この日本語言語パックが標準でバンドル(同梱)されており,設定でプラグインを有効にし,UI 言語を日本語に切り替えるだけでよい.
- PyCharm で 「File」→「Settings」と操作して設定画面を開く(ショートカットは Ctrl+Alt+S).
- 左のメニューで「Plugins」を選び,「Installed」(インストール済み)タブを開く.
「Japanese Language Pack / 日本語言語パック」を探し,プラグイン名の横のチェックボックスがオン(有効)になっていることを確認する.無効になっている場合はオンにする.
* もし一覧に見当たらない場合は,「Marketplace」タブで「Japanese Language Pack」を検索してインストールする.
- 続いて,左のメニューで「Appearance & Behavior」→「Appearance」(または「System Settings」内の言語設定)を開く.
「Language」(UI 言語)のリストから「日本語」を選ぶ.
- 「OK」をクリックし,画面の指示に従って PyCharm を再起動する.再起動後,メニューなどが日本語で表示される.
PyCharm 内の Python 環境にパッケージをインストール
PyCharm 内の Python 環境(プロジェクトごとの仮想環境)に,各種パッケージを整える.
Python の主要パッケージのインストール
- PyCharm で端末を開く
「View」→「Tool Windows」→「Terminal」と操作する.
- Python の主要パッケージのインストール
PyCharm の端末で,次のコマンドを実行する.端末はプロジェクトの仮想環境が有効になっているため,パッケージはその仮想環境へインストールされる.
python -m pip install -U --no-user pip setuptools python -m pip install -U --no-user numpy scipy h5py scikit-learn scikit-image seaborn pandas pillow pytest cython bokeh statsmodels plotly sympy flake8 protobuf beautifulsoup4 html5lib wheel sphinx numexpr xlrd xlsxwriter lxml graphviz pydot flask django requests pylint pyopengl pygame pyglet bottle openpyxl - TensorFlow のバージョン確認
バージョン番号が表示されれば,正しくインストールされている(表示されるバージョンは環境により異なる).
python -c "import tensorflow as tf; print(tf.__version__)"
- Keras のバージョン確認
バージョン番号が表示されれば,正しくインストールされている(表示されるバージョンは環境により異なる).
python -c "import keras; print(keras.__version__)"
TensorFlow,Keras の動作確認
- 前準備として h5py,pillow のインストール
PyCharm の端末で,次のコマンドを実行する.
python -m pip install -U --no-user h5py pillow
- PyCharm の端末に,プロジェクトのディレクトリが表示されているので確認する
- このページでは,次の画像を使うことにする
この画像を,「プロジェクトのディレクトリ」に,2071.png のようなファイル名で保存しておく.
- Python プログラムを動かす
PyCharm の Python コンソールを使う. 「View」→「Tool Windows」→「Python Console」と操作して開く.
Windows の PyCharm でシステム Python を使う
PyCharm は,既定(デフォルト)では,PyCharm 内の仮想環境を使用している。 システム Python(Windows にインストールした Python)を使いたいときは,次のように操作する.
- PyCharm で「File」→「Settings」と操作する
- 「Project: <プロジェクト名>」を展開し,「Python Interpreter」をクリックする.
- 右上の設定ボタンをクリックし,「Add ...」を選ぶ.
- 「System Interpreter」をクリックする.
- システムの Python を使いたいので,そのまま「OK」をクリックする.
いま追加した Python のファイル名とディレクトリ名を覚えておくこと(次の設定で使う).
- Python Interpreter のメニューで,いま追加した Python を選ぶ.
- 続いて「Build, Execution, Deployment」を展開し,「Console」→「Python Console」をクリックする.
- 「Python interpreter」のプルダウンメニューで,
先ほど設定した python.exe を選び,「OK」をクリックする.
- PyCharm の Python コンソールを起動しなおす(あるいは PyCharm を起動し直す)と,Python が変化したことが確認できる.
* Python コンソールを起動しなおすときは,左の「赤い四角」をクリックして停止し,左の「+」をクリックして起動する.
Windows の PyCharm で virtualenv の Python 環境を使う
- 次のようにして,Windows の virtualenv を使って Python 仮想環境を作っていたとする.
mkvirtualenv hogeこのときの表示で,「C:\Users\user\Envs\hoge\Scripts\python.exe」が作られることが確認できる(「C:\Users\user\Envs\hoge」のところを確認しておくこと).
- PyCharm で「File」→「Settings」と操作する
- 「Project: <プロジェクト名>」を展開し,「Python Interpreter」をクリックする.
- 右上の設定ボタンをクリックし,「Add ...」を選ぶ.
- 「System Interpreter」をクリックする.
- 先ほど調べた,ホームディレクトリの下の「\Envs\hoge\Scripts\python.exe」を設定する.
まず,ホームディレクトリのアイコンをクリックする.
次に,「\Envs\hoge\Scripts\python.exe」を設定する(virtualenv 配下の python.exe を設定している).
- 「OK」をクリックする.
- 続いて「Build, Execution, Deployment」を展開し,「Console」→「Python Console」をクリックする.
- 「Python interpreter」のプルダウンメニューで,
先ほど設定した python.exe を選び,「OK」をクリックする.
- PyCharm の Python コンソールを起動しなおす(あるいは PyCharm を起動し直す)と,Python が変化したことが確認できる.