Ubuntu 20.04, 18.04 仮想マシンを作る(VirtualBox, Vagrant を使用)(Windows 上,Ubuntu 上)

Oracle VM VirtualBox は仮想マシンのソフトウエア.

Windows や Ubuntu で,Ubuntu 仮想マシンを作成する手順を説明する.VirtualBox,Vagrant を利用.

目次

サイト内の関連ページ

関連する外部ページ

Virtual Box の公式ページ: https://www.virtualbox.org/

前準備

VirtualBox のインストール

Vagrant のインストール

Vagrant を使い Ubuntu 20.04 仮想マシンの新規作成

Ubuntu での画面を示している.Windows でも同じ手順になる.

Vagrant の box を探す

次のWebページで、Vagrant の box を探すことができる

https://vagrantcloud.com/search

Vagrant の box を使い Ubuntu 仮想マシンをインストールする

Windows 上でも Ubuntu 上でも同じ手順になる.

  1. 作業用ディレクトリの作成

    作業用ディレクトリのディレクトリ名は何でも良いが,分かりやすい名前がよい.

    mkdir menv
    cd menv
    
  2. Vagrantfile のダウンロード
    vagrant init generic/ubuntu2004
    
  3. Vagrantfile を確認

    *設定(メモリサイズ、Vagrant での共有ディレクトリなど)を変えたいときは、このファイルを編集

  4. 仮想マシンの作成
    vagrant up --provider=virtualbox
    
  5. 確認のため,ログインしてみる.

    ユーザ名: vagrant

    パスワード: vagrant

    ポート番号: 2222 (ポート番号は「vagrant up --provider=virtualbox」での表示で確認できる.)

    次のコマンドを実行.

    ssh -p 2222 vagrant@localhost
    

    最初のログインでは「Yes」.その後,パスワードの「vagrant」を入れる.

    パスワードが画面表示されないのは正常動作である.

    ログインできることを確認したら exit で終了.

    exit
    
  6. 仮想マシンの終了
    vagrant halt
    

    vagrant up で起動.vagrant halt で終了

Vagrant を使い Ubuntu 18.04 仮想マシンの新規作成

Ubuntu での画面を示している.Windows でも同じ手順になる.

Vagrant の box を探す

次のWebページで、Vagrant の box を探すことができる

https://vagrantcloud.com/search

Vagrant の box を使い Ubuntu 仮想マシンをインストールする

Windows 上でも Ubuntu 上でも同じ手順になる.

  1. 作業用ディレクトリの作成

    作業用ディレクトリのディレクトリ名は何でも良いが,分かりやすい名前がよい.

    mkdir penv
    cd penv
    
  2. Vagrantfile のダウンロード
    vagrant init generic/ubuntu1804
    
  3. Vagrantfile を確認

    *設定(メモリサイズ、Vagrant での共有ディレクトリなど)を変えたいときは、このファイルを編集

  4. 仮想マシンの作成
    vagrant up --provider=virtualbox
    
  5. 確認のため,ログインしてみる.

    ユーザ名: vagrant

    パスワード: vagrant

    ポート番号: 2201 (ポート番号は「vagrant up --provider=virtualbox」での表示で確認できる.)

    次のコマンドを実行.

    ssh -p 2201 vagrant@localhost
    

    最初のログインでは「Yes」.その後,パスワードの「vagrant」を入れる.

    パスワードが画面表示されないのは正常動作である.

    ログインできることを確認したら exit で終了.

    exit
    
  6. 仮想マシンの終了
    vagrant halt
    

vagrant up で起動.vagrant halt で終了

Ubuntu デスクトップアプリケーションを,Windows で使う.

Ubuntu デスクトップのインストール(Vagrant の仮想マシンで)

  1. ログインする.
    ssh -p 2222 vagrant@localhost
    
  2. ダウンロード元が海外 (Ubuntu本家) になっているので,日本に設定
    sudo sed -i 's/\/\/us.archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
    sudo sed -i 's/\/\/archive.ubuntu.com/\/\/jp.archive.ubuntu.com/g' /etc/apt/sources.list
    sudo apt -y update
    

    (以下省略)
  3. tasksel のインストール,tasksel の起動
    sudo apt -y update
    sudo apt -y install tasksel
    
  4. Ubuntu デスクトップのインストール(tasksel を使用)
    sudo tasksel --list-tasks
    sudo tasksel install ubuntu-desktop
    
  5. 接続準備

    /etc/ssh/sshd_config で「X11UseLocahost no」に設定

    /etc/ssh/sshd_config を書き替えたので,sshd を再起動.

    sudo service ssh restart
    

Ubuntu(Vagrant の仮想マシン)に接続し,Ubuntu デスクトップアプリケーションを動かす.

  1. まず,MobaXTerm をインストール

    Windows でのMobaXTerm のインストール: 別ページで説明

  2. MobaXTerm で,Ubuntu(Vagrant の仮想マシン)にログインする.
    ssh -p 2222 vagrant@localhost
    
  3. デスクトップアプリケーションを起動してみる.

    下図では firefox を起動している.