FreeBSD 仮想マシンを作る(VirtualBox, Vagrant を使用)(Windows 上,Ubuntu 上)

Oracle VM VirtualBox は,オープンソースの仮想化ソフトウェアです.Vagrant は,仮想マシンの作成と設定を,テキストファイル(Vagrantfile)に書いた内容に従って自動で行うためのツールです.

本ガイドでは,Windows および Ubuntu 環境における FreeBSD 仮想マシンの構築手順を,VirtualBox と Vagrant を使って解説します.

このガイドでは Vagrant box(仮想マシンのひな型となるイメージファイル)として generic/freebsd13 を使用します.かつて広く使われていた generic/freebsd12 は,FreeBSD 12 系の最終版である 12.4 が 2023 年 12 月 31 日にサポート終了(EOL)となっているため,本ガイドでは扱いません(サポート終了後は,セキュリティ修正が提供されません).新しいバージョンを使う場合は,後述の検索手順で最新の box 名を確認してください.

目次

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VirtualBox 公式サイト: https://www.virtualbox.org/

前準備

VirtualBox のインストール

Vagrant のインストール

Vagrant を使用した FreeBSD 仮想マシンの構築手順

以下では Ubuntu での操作画面を例示していますが,Windows でも同じ手順で実行できます.

Vagrant box の検索方法

以下の公式サイト(HCP Vagrant Registry)で,必要な Vagrant box を検索できます.このサイトは,2024 年に旧 Vagrant Cloud(vagrantcloud.com)から移行したものです.

https://portal.cloud.hashicorp.com/vagrant/discover

Vagrant box を使用した FreeBSD 仮想マシンのインストール手順

Windows および Ubuntu 環境で共通の手順となります.

  1. 作業用ディレクトリの作成

    作業用ディレクトリ名は任意ですが,環境を識別しやすい名前を推奨します.

    mkdir benv
    cd benv
    
  2. Vagrantfile の作成

    次のコマンドで,指定した box 名を使う Vagrantfile(仮想マシンの設定を書いたファイル)がカレントディレクトリに作られます.

    vagrant init generic/freebsd13
    
  3. Vagrantfile の確認

    メモリサイズや共有ディレクトリなどの設定変更が必要な場合は,このファイルを編集します.

  4. 仮想マシンの作成

    次のコマンドで,box のダウンロードと仮想マシンの起動が行われます.--provider=virtualbox は,仮想化に VirtualBox を使う指定です.

    vagrant up --provider=virtualbox
    
  5. 動作確認のためのログインテスト

    ログイン情報:

    ユーザ名: vagrant

    パスワード: vagrant

    ポート番号: 2201 (ポート番号は「vagrant up --provider=virtualbox」実行時の出力で確認できます)

    以下のコマンドを実行します(-p のあとに,先ほど確認したポート番号を指定します):

    ssh -p 2201 vagrant@localhost
    

    初回ログイン時は,接続先を信頼してよいか確認されるので「yes」を入力し,その後パスワード「vagrant」を入力します.

    セキュリティ上の理由により,パスワード入力時は画面に文字が表示されません.

    ログイン確認後は exit コマンドで終了します.

    exit
    
  6. 仮想マシンの終了
    vagrant halt
    
仮想マシンの基本操作:vagrant up で起動,vagrant halt で終了します.

vagrant ssh によるログイン方法

前節ではポート番号を指定して ssh コマンドでログインしましたが,vagrant ssh を使うと,ポート番号やパスワードを指定せずにログインできます.

vagrant up
vagrant ssh