Blenderでパーティクルアニメーション
【概要】Blenderを使用したパーティクルアニメーションの作成と設定について解説する。パーティクルアニメーションとは、多数の小さな粒子を制御して動きのある視覚効果を生み出す技術である。パーティクルは3D空間内で生成・制御できる小さな粒子であり、様々なパラメータ設定により多様な視覚効果を実現できる。パーティクルの発生源として、Blender起動時に配置される立方体や、新たに追加できる平面を使用する。基本設定として、生成されるパーティクルの総数、生成から消滅までの寿命、発生源からの出力速度を指定できる。より高度な設定として、物理演算によるコリジョンシミュレーションがある。
【目次】
【サイト内の関連ページ】
【関連する外部ページ】
- Blenderの公式ページ: https://www.blender.org/
前準備
Blenderのインストール
【Blenderのインストール】
メニューの日本語化を行っておくと操作がより直感的になる。Blenderでは初回起動時に言語設定を選択できるため、日本語を選択することでメニューやインターフェースが日本語表示される。
Blenderの基本操作のまとめ
【サイト内の関連ページ】
- Blenderの基本操作(立体の新規作成と配置の調整、立体の操作、カメラ視野の調整、レンダリング、マテリアル、元に戻す、やり直す): 別ページ »で説明
- Blenderの種々の操作と設定: 別ページ »で説明
パーティクルの生成とアニメーションの再生
- 新規にBlenderを起動する.
- 起動時に立方体のオブジェクトが配置されている.これをそのまま使用する.
立方体は削除しない.
- パーティクルを発生させるため,立方体の3次元オブジェクトをマウスの左ボタンクリックで選択する.選択されたオブジェクトはハイライト表示される.
- 画面右側のプロパティパネルで,パーティクルプロパティボタン(小さな点が集まったアイコン)をクリックする.
- パーティクルを追加するため,+ボタンをクリックする.
- 設定は既定のままにしておく.
- シミュレーションとアニメーションを実行するため,スペースキーを押す.タイムラインの再生ボタンをクリックするか,Alt + Aキーでも実行することができる.
パーティクルアニメーションの種々の設定
- スペースキーにより,アニメーションを一時停止する.タイムラインの一時停止ボタンをクリックするか,Alt + Aキーでも一時停止することができる.
- 一時停止した後,下図のボタンをクリックして先頭のフレームにジャンプする.
- 立方体のオブジェクトを選択し,DELキーで削除する.
- 平面オブジェクトを追加する.画面上部の「追加」メニューから「メッシュ」→「平面」を選択するか,Shift + Aキーを押して表示されるメニューから「メッシュ」→「平面」を選択する.
- 平面オブジェクトの位置やサイズを調整する.位置の移動はGキー,サイズ変更はSキー,回転はRキーを押した後にマウスで操作する.画面左側のツールパネルのツールアイコンを使用しても調整することができる.
- プロパティパネルで,パーティクルプロパティボタンをクリックする.
- パーティクルを追加するため,+ボタンをクリックする.
- 設定は既定のままにしておく.
- シミュレーションとアニメーションを実行するため,スペースキーを押す.
パーティクルの数,寿命の設定
- 放射の下の数の項目で,パーティクルの総数を設定することができる.
数値をキーボードで入力した場合はEnterキーで確定する.値が大きいほど多くのパーティクルが生成されるが,処理負荷も高くなる.
アニメーションで変更を確認する.
- 放射の下の寿命の項目で,パーティクルの存続時間を設定することができる.
演習1:
- パーティクルの数を変更する.
- アニメーションを再生し,効果を確認する.複数のパターンで試行する.
演習2:
- パーティクルの寿命を変更する.
- アニメーションを再生し,効果を確認する.複数のパターンで試行する.
パーティクルの出力速度
- 速度の下のノーマルで,パーティクルの出力速度を設定することができる.
アニメーションで効果を確認する.
演習:
- パーティクルの出力速度を変更する.
- アニメーションを再生し,効果を確認する.複数のパターンで試行する.
- 平面を回転させる.
回転操作を行う際は,スペースキーによりアニメーションを一時停止すると操作性が向上する.
- アニメーションを再生し,効果を確認する.複数の角度で試行する.
パーティクルのコリジョンのシミュレーション
次の手順で,パーティクルのコリジョン(衝突)シミュレーションを行う.
- スペースキーにより,アニメーションを一時停止する.
- 一時停止した後,下図のボタンをクリックして先頭のフレームにジャンプする.
- 新たに平面オブジェクトを追加する.
- 新しく追加した平面オブジェクトを拡大する.
- 新しく追加した平面オブジェクトを,パーティクルが落下する経路上に配置する.
- 新しく追加した平面オブジェクトを選択した状態で,物理演算プロパティボタンをクリックする.
- コリジョンシミュレーションを設定するため,コリジョンをクリックする.
- シミュレーションとアニメーションを実行するため,スペースキーを押す.
パーティクルが衝突して跳ね返る効果を確認する.
- 透過度の値を0から1の範囲で調整する.
この値はパーティクルがオブジェクトを通過する割合を制御する.0に設定すると完全に跳ね返り,1に設定すると完全に通過する.中間値では,一部のパーティクルが通過し,一部が跳ね返る.