金子邦彦研究室3次元,地図Blender剛体シミュレーション,アニメーション(Blender 2.80)

剛体シミュレーション,アニメーション

目次

  1. 前準備
  2. Blender の基本操作のまとめ
  3. 剛体シミュレーションの例
  4. 剛体シミュレーションの制作

サイト内の関連ページ

謝辞:Blenderソフトウェアの作者に感謝します

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前準備

Blender のインストール

Blender のインストール

メニューの日本語化を行っておいた方が使いやすい.

Blender の基本操作のまとめ

サイト内の関連ページBlender の種々の操作と設定(Blender 3.4 の画面で説明)

オブジェクトの選択

オブジェクト等の移動、回転、拡大縮小

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R」キーを1回だけ押すと,視点を基準として回転

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R」キーを2回押すと,3軸の回転

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立体の新規作成

3Dビューポートの視野の操作

3Dビューポートで「作業視野」と「カメラ視野」との切り替え

3Dビューポートのカメラ視野(カメラビュー),作業視野(作業ビュー)切り替え: ナビゲーションコントロールで行うことができる

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カメラ視野(カメラビュー)は,レンダリングのときに用いる視野.

左は作業視野,右はカメラ視野(カメラビュー)

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※ テンキーの「0」,メニューの「ビュー (View)」の「視点」の「カメラ (Camera)」でも行うことができる.

カメラを「カメラ視野」に固定する(解除する)

元に戻す(アンドウ),やり直す(リドウ)

元に戻す,やり直すは,メニューでできる.

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ショートカット

剛体シミュレーションの例

剛体シミュレーションは、重力による落下、衝突のシミュレーション

演習(1)

次の手順で、 Blender を用いて、剛体シミュレーションを行ってみなさい

  1. Blender ファイルをダウンロード

    次のリックをクリックし,ファイルを手元のパソコンに保存する.

    c6.blend

  2. ダウンロードが終わったら,そのファイルを Blender で開く.

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  3. 下側の,アニメーションウインドウを大きくしておく

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  4. シミュレーション+アニメーション再生を行うために,スペースキーを押す

    剛体シミュレーションが始まる.

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  5. シミュレーション+アニメーション再生を一時停止するために,もう一度 スペースキー.
  6. 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」する

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  7. いま,アニメーションは一時停止し,先頭のフレームになっている.

    一時停止しているときは,オブジェクトの移動ができる.

    シーンの中の球のオブジェクトを移動する.移動は次の手順で行うことができる.

    まず,シーン内の球のオブジェクトを左クリックする. 球のオブジェクトが選択された状態になる.

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    移動」をクリックする.

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    マウス操作により,球のオブジェクトを移動できる.

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    球がどこに行ったか分からないとき.マウスの中ボタンを押しながらマウスを動かすと,全体が回転する.いろいろ角度を変えながらチェック.

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    スペースキーを押して、シミュレーション+アニメーション再生して、結果を確認. 最初の球を高くするほど,衝突したときのオブジェクトの移動が大きくなる

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剛体シミュレーションの制作

ここでは, Blender で,からのシーンから開始して,オブジェクトの配置などを行いながら,剛体シミュレーションの設定を行う.

剛体シミュレーションの作成とプレビュー

次の手順で、 立方体と平面を配置し,剛体シミュレーションを行うことができる.

  1. 新しくBlender を起動する
  2. 起動すると、立方体(Cube) の立体がある.そのまま使う.

    ※ 立方体(Cube) の立体は消さない

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  3. 平面(Plane)のオブジェクトを追加

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  4. いま追加した平面(Plane)のオブジェクトを拡大しなさい,

    平面のオブジェクトを選び,拡大縮小(スケール)ツール.

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    平面を大きくする.

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  5. いま追加した平面(Plane)のオブジェクトを移動して, 立方体(Cube) のオブジェクトのにあるようにする.

    平面のオブジェクトを選び,移動モード.

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    平面は,立体の下になるように移動する.

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    マウスの中ボタンを押しながらマウスを動かすと,全体が回転する.いろいろ角度を変えながら,オブジェクトの配置をチェック.

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  6. 剛体シミュレーションの設定
    1. 立方体(Cube) のオブジェクトを選択

      マウスの左クリック

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    2. プロパティの画面で,「物理演算プロパティ」のボタンをクリック

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    3. 立方体(Cube) のオブジェクトについて、剛体シミュレーションの設定を行う.

      リジッドボディ (rigid body) 」をクリック

      「リジッドボディ」は「剛体」という意味である.

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    4. 今度は、平面(Plane) のオブジェクトを選択

      マウスの左クリック

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    5. プロパティの画面で,「物理演算プロパティ」のボタンをクリック

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    6. 平面(Plane) のオブジェクトも、剛体シミュレーションの設定を行う. 「リジッドボディ (rigid body) 」をクリック

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    7. 平面(Plane) のオブジェクトは、落下させたくないので、 「タイプ」のところで、 「アクティブ」を 「パッシブ」に変える.

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  7. 剛体シミュレーションとアニメーションを行うために,スペースキーを押す

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  8. シミュレーション+アニメーション再生を一時停止するには スペースキー.

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カメラ視野の調整

見やすくするためにカメラ視野の調整を行う.

  1. 最初に,スペースキーにより,アニメーション一時停止する.

    一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」する

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  2. カメラをビューにロック

    サイドバーで行う. サイドバーの表示は,3Dビューポートで「n」キー.「ビュー」のタブで「カメラをビュー」をチェックする.

    ※ 終わったら,もう1度「n」キーを押して,サイドバーを閉じる.

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  3. 3Dビューポートのビューを,カメラ視野(カメラビュー)に変える

    ビューのカメラ視野(カメラビュー),作業視野(作業ビュー)切り替えは,メニューでできる.ナビゲーションコントロールでもできる.

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  4. すると,「カメラ視野(カメラビュー)」を動かすと,同時にカメラも動くようになる

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実習

  1. スペースキーにより,アニメーション一時停止すること.
  2. 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」できる.

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  3. 立方体(Cube) のオブジェクトを、上の方に移動する.

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  4. 剛体シミュレーションとアニメーションを行うために,スペースキーを押す

    以上のように,オブジェクトの位置を変化されることにより,アニメーションが変化する.

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演習

  1. スペースキーにより,アニメーション一時停止すること.
  2. 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」できる.

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  3. 立方体(Cube) のオブジェクトを、回転する

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  4. 剛体シミュレーションとアニメーションを行うために,スペースキーを押す

    回転する前とは,アニメーションが変化する.

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実習

次の手順でアニメーションをレンダリングしてみる

「アニメーションのレンダリング」とは、一連の複数のフレームを一括レンダリングすることである

  1. スペースキーにより,アニメーション一時停止すること.
  2. 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」できる.

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  3. アニメーションのレンダリング(たくさんのフレームの一括レンダリング)

    CTRL キー + F12キー(同時押し)

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  4. レンダリングが始まるので,確認する.終了を待つ.

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  5. レンダリングが終了したら、確認のため再生してみる

    CTRL キー + F11キー(同時押し)

    別ウインドウが開いて、再生が始まる.

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