剛体シミュレーション,アニメーション
【目次】
- 前準備
- 剛体シミュレーションの例
- 剛体シミュレーションの制作
前準備
Blender のインストール
【Blender のインストール】
メニューの日本語化を行っておいた方が使いやすい.
Blender の基本操作のまとめ
【サイト内の関連ページ】
- Blender の基本操作(立体の新規作成と配置の調整,立体の操作,カメラ視野(カメラビュー)の調整,レンダリング,マテリアル,元に戻す,やり直す): 別ページ »で説明している.
- Blender の種々の操作と設定: 別ページ »で説明している.
剛体シミュレーションの例
剛体シミュレーションは、重力による落下、衝突のシミュレーション
演習(1)
次の手順で、
Blender を用いて、剛体シミュレーションを行ってみなさい
- Blender ファイルをダウンロード
次のリックをクリックし,ファイルを手元のパソコンに保存する.
c6.blend
- ダウンロードが終わったら,そのファイルを Blender で開く.
- 下側の,アニメーションウインドウを大きくしておく
- シミュレーション+アニメーション再生を行うために,スペースキーを押す
剛体シミュレーションが始まる.
- シミュレーション+アニメーション再生を一時停止するために,もう一度 スペースキー.
- 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」する
- いま,アニメーションは一時停止し,先頭のフレームになっている.
一時停止しているときは,オブジェクトの移動ができる.
シーンの中の球のオブジェクトを移動する.移動は次の手順で行うことができる.
まず,シーン内の球のオブジェクトを左クリックする.
球のオブジェクトが選択された状態になる.
「移動」をクリックする.
マウス操作により,球のオブジェクトを移動できる.
球がどこに行ったか分からないとき.マウスの中ボタンを押しながらマウスを動かすと,全体が回転する.いろいろ角度を変えながらチェック.
スペースキーを押して、シミュレーション+アニメーション再生して、結果を確認.
最初の球を高くするほど,衝突したときのオブジェクトの移動が大きくなる
剛体シミュレーションの制作
ここでは,
Blender で,からのシーンから開始して,オブジェクトの配置などを行いながら,剛体シミュレーションの設定を行う.
剛体シミュレーションの作成とプレビュー
次の手順で、
立方体と平面を配置し,剛体シミュレーションを行うことができる.
- 新しくBlender を起動する
- 起動すると、立方体(Cube) の立体がある.そのまま使う.
※ 立方体(Cube) の立体は消さない
- 平面(Plane)のオブジェクトを追加
- いま追加した平面(Plane)のオブジェクトを拡大しなさい,
平面のオブジェクトを選び,拡大縮小(スケール)ツール.
平面を大きくする.
- いま追加した平面(Plane)のオブジェクトを移動して,
立方体(Cube) のオブジェクトの下にあるようにする.
平面のオブジェクトを選び,移動モード.
平面は,立体の下になるように移動する.
マウスの中ボタンを押しながらマウスを動かすと,全体が回転する.いろいろ角度を変えながら,オブジェクトの配置をチェック.
- 剛体シミュレーションの設定
- 立方体(Cube) のオブジェクトを選択
マウスの左クリック
- プロパティの画面で,「物理演算プロパティ」のボタンをクリック
- 立方体(Cube) のオブジェクトについて、剛体シミュレーションの設定を行う.
「リジッドボディ (rigid body) 」をクリック
「リジッドボディ」は「剛体」という意味である.
- 今度は、平面(Plane) のオブジェクトを選択
マウスの左クリック
- プロパティの画面で,「物理演算プロパティ」のボタンをクリック
- 平面(Plane) のオブジェクトも、剛体シミュレーションの設定を行う.
「リジッドボディ (rigid body) 」をクリック
- 平面(Plane) のオブジェクトは、落下させたくないので、
「タイプ」のところで、
「アクティブ」を
「パッシブ」に変える.
- 剛体シミュレーションとアニメーションを行うために,スペースキーを押す
- シミュレーション+アニメーション再生を一時停止するには スペースキー.
カメラ視野の調整
見やすくするためにカメラ視野の調整を行う.
- 最初に,スペースキーにより,アニメーション一時停止する.
一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」する
- カメラをビューにロック.
サイドバーで行う.
サイドバーの表示は,3Dビューポートで「n」キー.「ビュー」のタブで「カメラをビュー」をチェックする.
※ 終わったら,もう1度「n」キーを押して,サイドバーを閉じる.
- 3Dビューポートのビューを,カメラ視野(カメラビュー)に変える
ビューのカメラ視野(カメラビュー),作業視野(作業ビュー)切り替えは,メニューでできる.ナビゲーションコントロールでもできる.
- すると,「カメラ視野(カメラビュー)」を動かすと,同時にカメラも動くようになる
- カメラ視野の自由な移動: SHIFTキーとマウスの中ボタンを押しながらマウス移動
- カメラ視野の自由な回転(原点を基準): マウスの中ボタンを押しながらマウス移動
実習
- スペースキーにより,アニメーション一時停止すること.
- 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」できる.
- 立方体(Cube) のオブジェクトを、上の方に移動する.
- 剛体シミュレーションとアニメーションを行うために,スペースキーを押す
以上のように,オブジェクトの位置を変化されることにより,アニメーションが変化する.
演習
- スペースキーにより,アニメーション一時停止すること.
- 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」できる.
- 立方体(Cube) のオブジェクトを、回転する
- 剛体シミュレーションとアニメーションを行うために,スペースキーを押す
回転する前とは,アニメーションが変化する.
実習
次の手順でアニメーションをレンダリングしてみる
「アニメーションのレンダリング」とは、一連の複数のフレームを一括レンダリングすることである
- スペースキーにより,アニメーション一時停止すること.
- 一時停止したら,下図のボタンをクリックして,「先頭のフレームにジャンプ」できる.
- アニメーションのレンダリング(たくさんのフレームの一括レンダリング)
CTRL キー + F12キー(同時押し)
- レンダリングが始まるので,確認する.終了を待つ.
- レンダリングが終了したら、確認のため再生してみる
CTRL キー + F11キー(同時押し)
別ウインドウが開いて、再生が始まる.