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Windows で flann 最新版をソースコードからビルドして、インストールする.CUDA対応可に設定(Build Tools for Visual Studio を利用)

Windows で,flann 最新版をソースコードからビルドして,インストールする手順をスクリーンショット等で説明する.

flannは、高次元空間での近似最近傍探索(approximate nearest neighbor searches)を行うライブラリ.Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)を使用する.GPUを利用するように設定する手順も説明する.

目次

※ flann の利用条件などは、利用者が確認すること。次のWeb ページを活用してください

https://github.com/flann-lib/flann

謝辞

flann の作者に感謝します

前準備

Build Tools for Visual Studio 2022 (ビルドツール for Visual Studio 2022)もしくは Visual Studio 2022 のインストール(Windows 上)

Build Tools for Visual Studio 2022 (ビルドツール for Visual Studio 2022)もしくはVisual Studio 2022 を,前もってインストールしておく.NVIDIA CUDA の nvcc を機能させるため.

Git のインストール(Windows 上)

Git のページ https://git-scm.com/ からダウンロードしてインストール:

cmake のインストール(Windows 上)

cmake のダウンロードページ: https://cmake.org/download/

7-Zip のインストール(Windows 上)

7-Zip のページ: https://sevenzip.osdn.jp/

zlib のインストール

liblz4 のインストール

Windows での liblz4 のインストール: 別ページで説明している.

hdf5 のインストール

Windows での hdf5 のインストール: 別ページで説明している.

NVIDIA ドライバ,NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA cuDNN のインストール

GPU は,グラフィックス・プロセッシング・ユニットの略で、コンピュータグラフィックス関連の機能,乗算や加算の並列処理の機能などがある. NVIDIA CUDA ツールキット は,NVIDIA社が提供している GPU 用のプラットフォームである. NVIDIA 社のグラフィックス・カードが持つ GPU の機能を使うとき,NVIDIA CUDA ツールキット を利用することができる.

以下,インストールの注意点をまとめている. インストールと動作確認の詳細別ページで説明している.

① TensorFlow, PyTorch が必要とするNVIDIA CUDA ツールキットとNVIDIA cuDNN のバージョンの確認

② NVIDIA ドライバ,NVIDIA CUDA ツールキット,NVIDIA cuDNN のインストール

Windows での NVIDIA ドライバ,NVIDIA CUDA ツールキット 11.8,NVIDIA cuDNN v8.6 のインストールと動作確認: 別ページで説明している.

古いバージョンの NVIDIA CUDA ツールキットNVIDIA cuDNN のインストールも,だいたい,同じ手順になる.

以下,インストールの注意点をまとめている.

③ NVIDIA ドライバ,NVIDIA CUDA ツールキット,NVIDIA cuDNN のインストールでの注意点まとめ

NVIDIA ドライバのインストールでの注意点まとめ(Windows 上)
NVIDIA CUDA ツールキットのインストールでの注意点まとめ(Windows 上)
NVIDIA cuDNN のインストールのインストールでの注意点まとめ(Windows 上)

flann のインストール(Build Tools for Visual Studio を利用)(Windows 上)

  1. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを開く.

    起動は,Windows のメニューで「Visual Studio 20..」の下の「x64 Native Tools コマンドプロンプト (x64 Native Tools Command Prompt)」を選ぶ.「x64」は,64ビット版の意味である.

    「x64 Native Tools コマンドプロンプト (x64 Native Tools Command Prompt)」がないとき:

    C++ ビルドツール (Build Tools) のインストールを行うことで, 「x64 Native Tools コマンドプロンプト (x64 Native Tools Command Prompt)」がインストールされる.その手順は,別ページで説明している.

  2. flann のインストールディレクトリを削除する
    cd %LOCALAPPDATA%
    rmdir /s /q flann
    

    [image]
  3. flann のソースコードをダウンロード
    cd %LOCALAPPDATA%
    git clone https://github.com/mariusmuja/flann
    

    [image]
  4. cmake の実行

    cmake でのオプションについて

    cmake のオプションの 「Visual Studio 16 2019」のところは, 使用する Visual Studio のバージョンにあわせること. Visual Studio 2022 のときは,「Visual Studio 17 2022」. Visual Studio 2019 のときは,「Visual Studio 16 2019

    cmake の実行手順例は次の通り

    cd %LOCALAPPDATA%
    cd flann
    rmdir /s /q build
    mkdir build
    cd build
    del CMakeCache.txt
    cmake -G "Visual Studio 16 2019" -T host=x64 ^
        -DCMAKE_INSTALL_PREFIX="c:\flann" ^
        -DBUILD_EXAMPLES=ON ^
        -DBUILD_PYTHON_BINDINGS=OFF ^
        -DBUILD_CUDA_LIB=ON ^
        -DHDF5_C_INCLUDE_DIR="%LOCALAPPDATA%\CMake-hdf5-1.10.4\hdf5-1.10.4\c++\src" ^
        -DHDF5_DIFF_EXECUTABLE="%LOCALAPPDATA%\CMake-hdf5-1.10.4\build\bin\Release\h5diff.exe" ^
        -DHDF5_DIR="%LOCALAPPDATA%\CMake-hdf5-1.10.4\hdf5-1.10.4" ^
        -DHDF5_hdf5_LIBRARY_RELEASE="%LOCALAPPDATA%\CMake-hdf5-1.10.4\build\bin\Release\hdf5.lib" ^
    ..
    

    [image]
  5. cmake の実行結果の確認

    ※ 下の通りになるとは限らない.エラーメッセージが出るなど場合は,前で cmake を実行したときの設定を変えてやり直す

    [image]
  6. ソースコードからビルドし、インストールする
    cmake --build . --config RELEASE
    cmake --build . --config RELEASE --target INSTALL
    

    [image]
  7. 結果の確認

    エラーメッセージが出ていないことを確認.最後のほうに「0 エラー」のように表示されるのを確認.

    ※ 黄色の警告メッセージは無視しても良い

    [image]
    ※ ここでエラーメッセージが出たときは、
  8. Windowsシステム環境変数 FLANN_ROOT の設定

    次のように設定する

    %LOCALAPPDATA%\flann

    [image]
  9. Windowsシステム環境変数 LIB の設定

    次のように追加する

    %LOCALAPPDATA%\flann\lib

    [image]
  10. 動作確認

    https://usermanual.wiki/Document/flannmanual184.1650808969/html の PDF ファイルに掲載のプログラムを動作確認に使用

    VS 2017用 x64 Native Tools コマンドプロンプトで、次を実行する。エラーメッセージが出なければOKとする

    cd %LOCALAPPDATA%\flann\examples
    cl flann_example.cpp ^
      /I %LOCALAPPDATA%\flann\include ^
      /I %LOCALAPPDATA%\CMake-hdf5-1.10.4\hdf5-1.10.4\src ^
      /I %LOCALAPPDATA%\CMake-hdf5-1.10.4\build ^
      -o flann_example_cpp.exe ^
      libhdf5.lib liblz4.lib zlib.lib msvcrt.lib
    

    [image]

    ビルドでエラーメッセージが出たときは、

    を確認する

  11. GNU の C++ コンパイラでも動作確認 Windowsコマンドプロンプトで、次を実行する.エラーメッセージが出なければOKとする

    cd %LOCALAPPDATA%\flann\examples
    g++ flann_example.cpp ^
      -I %LOCALAPPDATA%\flann\include ^
      -o flann_example_cpp.exe ^
      %LOCALAPPDATA%\CMake-hdf5-1.10.4\build\bin\Release\hdf5.lib -llz4
    

    [image]