金子邦彦研究室インストールまとめWindows のまとめ

Windows の使い方

目次

  1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク
  2. Windows での操作(注意点まとめ)
  3. 端末,環境変数,パスを通す,シェル,管理者として実行
  4. ファイル操作(展開,圧縮,検索,文字コード変換)
  5. フリーソフトウェア
  6. エディタ
  7. データファイル
  8. リモート接続
  9. Python関係
  10. Windows での C/C++ 開発環境
  11. プログラミング用ツール類
  12. Windows のパッケージマネージャ
  13. オペレーティングシステムの運用保守
  14. ファイルの管理
  15. Linux コマンド

サイト内のまとめページへのリンク

1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク

2. Windows エクスプローラーファイル表示,コマンドプロンプトの起動,特殊文字(「\」 と「¥」)

ここでは,Windows エクスプローラーでの隠しファイルと拡張子の表示方法。コマンドプロンプトの通常起動と管理者としての実行,コマンドプロンプトでの「\」 と「¥」を説明する.

3. 端末,環境変数,パスを通す,シェル,管理者として実行

端末

端末」というとき,正確には,端末の機材を使う場合と,端末のソフトウェア(端末の機材相当の機能を持つので,「端末エミュレータ」ともいったりする)を使う場合がある. 端末のソフトウェアとしては,Windows の場合,コマンドプロンプト (Command Prompt) などがある. 端末の画面には,シェルのプロンプトが表示され,シェルのコマンドを入れることができる.そして,コマンドの結果を確認することができる

Windowsコマンドプロンプト

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環境変数

Windows環境変数は「PC」のプロパティで設定する

Windows で,環境変数の設定を行うには,マイコンピュータを右クリック → プロパティ→ 詳細設定 → 環境変数をクリック

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  1. Windowsのスタートメニューを開き,コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム と辿る
  2. 左側のメニューに「システムの詳細設定」という項目があるのでそこを選択
  3. 「詳細設定タブ」の一番下「環境変数」を選択し,環境変数を変更するウィンドウ<を開く
  4. 値の変更の場合には,下側のグループ「ユーザ環境変数」,「システム環境変数」のなかから環境変数を探してダブルクリック

パスを通す

環境変数 PATH を設定することにより,ディレクトリ(複数可)を,シェルでのコマンド実行時の検索対象に含めるように設定すること.

Windows では,「PC」 → 「プロパティ」 → 「詳細設定」 → 「環境変数」のように操作して, 環境変数の設定画面を出す.

Windows のパス長の制限の解除

Windows で,レジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem@LongPathsEnabled の値を 1 に設定

Windows のコマンドプロンプト

Windows のコマンドプロンプトは,「ファイル名を指定して実行」で「cmd.exe」で起動できる. Windows のスタートメニューを使っても起動できる.

Windows 10 で,「ファイル名を指定して実行」したいときは,左下の「Windows で検索」をクリックした後で,「cmd.exe」のように検索キーワードを入れる.

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管理者として実行

Windows 11 で,Windows Terminal を管理者として開くときは,検索窓で「Windows Terminal」あるいは「Terminal」を入れ,メニューで「管理者として実行する」を選ぶ.

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Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行ときは,メニューを使って,つぎのように操作する

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あるいは,Windowsコマンドプロンプトで,次のコマンドを実行する

powershell start-process cmd.exe -verb runas
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4. ファイル操作(展開,圧縮,検索,文字コード変換)

Windows パソコンで PC を開く

Windows パソコンで,「PC」を開きたいときは,検索窓で「PC」と入れて,開くことができる.

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ファイルの展開(解凍),圧縮(Windows 上)

7-Zip の公式ページ: https://7-zip.opensource.jp/

Windows での 7-Zip のインストール

7-Zip は,動くソフトウェア.ファイルの圧縮や展開の機能を持つ.

Windows での 7-Zip のインストール手順: Windows での 7-Zip のインストールには,複数の方法がある.次のいずれかによりインストールできる.

いずれの場合でも,c:\Program Files\7-Zip の下にインストールされる.

Windows 10 でのファイル名の長さ制限

Windows ではファイル名の長さが制限されている.このことで,ファイルの展開(解凍)がうまく動かない上に,警告メッセージ等も出ないという場合がある.

Windows 10 でのファイル名の長さ制限は次の通りである.

  1. レジストリエディタ regedit を起動
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem を開く
  3. DWORD (32-bit)キー: LongPathsEnabled,値: 0x00000001 (1)

7-zip を用いた展開(解凍)の手順例(Windows)

  1. 7-zip で展開(解凍)を始める.右クリックメニューが便利
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  2. 展開(解凍)するディレクトリ(フォルダ)を指定する

ファイル検索(Windows 上)

Windows でのファイル検索はEverythingなどのソフトウェアがある.

Everything の URL: http://www.voidtools.com/

文字コードの変換(Windows 上)

Windows での文字コード変換ソフトウェアには,charsetConverter などがある.

5. フリーソフトウェア

フリーソフトウェアは,一定の条件下で無料で利用可能である. それぞれの使用条件は,利用者自身で必ず確認し,使用条件を守ること. その場合,うまくインストールできない,うまく動かない場合にも,自分の責任で対処すること.

Windows のフリーソフトウエアについては,次のページなどを活用してほしい.

サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク

6. エディタ

テキストエディタ

「テキストエディタ」はテキストファイルを編集する機能を持ったソフトウェア.

Windows には,「メモ帳 (notepad)」や,「ワードパッド (wordpad)」などのテキストエディタが備わっている. その他,Windows で使えるエディタとしては Notepad++Visual Studio Code など多数ある.

Visual Studio Code

Visual Studio Codeテキストエディタ

Visual Studio Code の URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/dev/products/code-vs.aspx

サイト内の関連ページ

7. データファイル

CSV

CSV ファイルは,カンマで区切られたテキストファイルのこと. 実は,CSV ファイルにもいろいろ種類があるが,例えば,表計算ソフト Excel の CSV ファイルは次のようになっている.

りんご,150,4,200,12月30日に購入した
みかん,30,2,60,"25円のものを買う予定だったが,売り切れだった"

このデータは2行のテキストファイルであって,各行が5つのデータを含んでいる. Excel の CSV ファイルから次のことが分かる.

8. リモート接続

Windows の curl

最近の Windows では curl が標準に備わっているので,インストールしなくても使うことができる.

Windows での Wget のインストール

Windows での Wget のインストールには,複数の方法がある.次のいずれかによりインストールできる.

MobaXTerm

MobaXterm Personal版は,ターミナル mobaxterm と シェル busybox とcygwin (各種コマンド)の詰め合わせである.Windows で動く. ターミナルが便利.Xサーバ,ssh, sftp, mosh なども同封されており,リモート接続したいときに便利.

利用例

Windows での MobaXTerm のインストール: 別ページ »で説明

9. Python 関係

Python の説明

Pythonは,現在,人気の高いプログラミング言語の1つであり,読みやすく書きやすい文法と幅広い応用範囲を持つとされている.現在,様々な分野で使用され,豊富なライブラリがある.

インストールは次の手順で行うことができる.

  1. Pythonの公式サイト(https://www.python.org)にアクセスし,「Downloads」,「Windows」を選択する.
  2. Stable Releases」からインストールしたいバージョンを選ぶ(例:Python 3.10.10).
  3. Windows Installer (64-bit)」をダウンロードする.
  4. Windows上でPythonをインストールする際は,ユーザー名に日本語が含まれていると問題が生じる可能性がある.これは,既定(デフォルト)のインストール設定では,Pythonの関連ファイルのパスにユーザ名が含まれることが原因である.トラブルを避けるために,次の手順でインストールする.
  5. まず,ダウンロードしたインストーラを管理者権限で実行する.
  6. インストーラの最初の画面で,「Install launcher for all users (recommended)」と「Add Python.exe to PATH」をチェックし,「Customize installation」をクリックする.
  7. 次の画面でオプションの機能は既定のままで「Next」をクリックする.
  8. さらに次の画面で「Install Python 3.xx for all users」を選択し,インストールディレクトリを確認後,「Install」をクリックする.
  9. インストール中に「Disable path length limit」が表示された場合はクリックしてパス長の制限を解除します.
  10. インストール完了後,スタートメニューに「Python 3.10」が追加されていることを確認する.

サイト内の関連ページ

関連する外部ページPython の公式ページ: https://www.python.org/

Python 処理系

Python プログラムのソースコードを実行するためのソフトウェアのこと

Python の起動コマンド

Windows, Ubuntu での Python 起動コマンドについて:別ページ で説明している.

Google Colaboratory

Google Colaboratory について:別ページ で説明している.

Windows での Python のインストール

Python の公式ページ: https://www.python.org/

Windows での Python のインストール: 別ページ »で説明.

Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動

Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動: 別ページ »で説明.

複数の Python の同時インストール

Windows での複数の Python の同時インストール

Windows での複数の Python の同時インストール: 別ページ で説明している.

Python ランチャー

Python ランチャー: 別ページ »で説明

venv

venv は,Python の仮想環境を作成する機能を提供するモジュールである.Python の仮想環境は隔離されており,特定のバージョンのPythonや,特定のバージョンやPythonパッケージを管理するのに役立つ.

venv について: 別ページ »で説明

virtualenv, virtualenv-wrapper

virtualenv, virtualenv-wrapper について: 別ページ »で説明

pip

pip について: 別ページ »で説明

Python の setup.py の実行

Python の setup.py の実行: 別ページ »で説明

Python コンソール (Python のシェル)

Python コンソールについて:別ページ で説明している.

Blender の Python コンソール (Python 処理系のシェル)

Blender の Python コンソールについて:別ページ で説明している.

2to3

2to3: 別ページ »で説明.

Jupyter Qt Console

Jupyter Qt Console は Python コンソールの機能を持ったソフトウェア.

Jupyter Qt Console について:別ページ で説明している.

Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook)

Jupyter ノートブックは,Pythonなどのプログラムのソースコード,実行結果などを1つのノートとして残す機能をもったノートブック.

Jupyter ノートブック について:別ページ で説明している.

JupyterLab

Jupyter Lab は Python プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウェア.

JupyterLab について:別ページ で説明している.

spyder

Spyder について: 別ページ »で説明

PyCharm

PyCharm は Python プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウェア.

PyCharm について:別ページ で説明している.

Windows での PyCharm Community Edition のインストール: 別ページ »で説明

Anaconda3

Anaconda3 について:別ページ で説明している.

Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存

Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存: 別ページ »で説明

10. Windows での C/C++ 開発環境

Windows での C/C++ コンパイラ

Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある

Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプト

Visual Studioビルドツール(Build Tools) をコマンドラインで使いたいときは, Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプトを使う.

起動方法

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の場合で,起動方法を説明する.

起動は,Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で起動する.

起動し,確認のため「where cl」を実行した画面を下に示す.

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vcvarsall.bat による起動方法

※ あるいは,コマンドプロンプト を開くたびに,次のコマンドを実行するという方法もある.

vcvarsall.bat x64
あるいは
vcvarsall.bat x86

vcvars64.bat, vcvars32.bat を使う方法もあるが,vcvarsall.bat の方が,場所を探しやすい印象があるので,そちらを使うことにする.

Visual Studio Community 2019 vesion 16.1の場合,vcvarsall.batの場所は次の通りである.

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実際に,Windowsのコマンドプロンプトで vcvarsall.bat を使い,cl や nmake 使えるようになったか確認する手順は次の通りである.

"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Community\VC\Auxiliary\Build\vcvarsall.bat" x64
where cl
where nmake
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"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\vcvarsall.bat" x64
where cl
where nmake
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以上で確認できる通り,vcvarsall.bat は, cl や nmake などをコマンドを使えるように設定するためのものである.

なお,上記の結果が得られないときは Visual Studio のビルドツールがうまくインストールできていない. その場合は, 最新の Visual Studio Installer を起動して・ビルドツールを追加するという操作が良いだろう.

vcvarsall.bat x64 と vcvarsall.bat x86 の違いは, 64 ビットのプログラムを生成するか, 32 ビットのプログラムを生成するかの違いである. 特に問題が無い限り,x64 の方が良かろう.

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Microsoft Visual Studio のバージョン番号

Visual Studio のバージョン番号は次の通り.

Visual Studio 2013: vc12
Visual Studio 2015: vc14
Visual Studio 2017: vc15
Visual Studio 2019: vc16
Visual Studio 2022: vc17

Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境

Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境をシェルで使うには,次の 2つの方法がある.

msys2 の C コンパイラ

Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある

msys2 での hello.c のコンパイル操作例は次の通り.hello.exe という名前のファイルができる.

gcc -o hello.exe hello.c

デバッガを使いたい場合には,-g オプションを付ける.

gcc -g -o hello.exe hello.c

Cygwin でコンパイルしたプログラムを,Cygwin をインストールしていない他のソコンで使う場合には,-mno-cygwin オプションを付ける

gcc -mno-cygwin -o hello.exe hello.c

コンパイルしたプログラムについて,使用している DLL 名を表示させたい. objdump コマンドを使う.

objdump -p hello.exe | grep "DLL"

デバッガ gdb

起動は,gdb <ファイル名>です.

gdb hello.exe

終了は,quit です.

quit

デバッガ gdb の機能

デバッグ

デバッグを行うソフトウェアとしては gdbなどがある. Visual Studio Code のプラグインには,デバッガとの連携機構を持つものがある. PyCharm は,Python プログラムのデバッグの機能を持つ.

デバッガには,ブレークポイント,ブレークポイントにおける変数値などの表示,ステップ実行の機能がある. ステップ実行の操作には,以下の通り,ステップインステップオーバーステップアウト続行の操作がある.

11. プログラミング用ツール類

バージョン管理システム Git

Git は、ソフトウェアの開発において使用されているバージョン管理システムである.git clone コマンドは、リモートリポジトリからソースコードをローカルマシンにコピー(クローン)するために使用される.シンプルなコマンドで,リモートリポジトリ全体のコピーや,リモートリポジトリとの同期を行えることが特徴である.

Windows 上で Git をインストールするには,公式ウェブサイト (https://git-scm.com/) から 64-bit Git for Windows Setup をダウンロードし,インストーラーの指示に従ってインストールを進める.ほとんどの設定は既定 (デフォルト) のままで問題ないが,PATH 環境変数の設定画面では 2 番目のオプションを選択することが推奨される.

次のコマンドの実行により,https://github.com/username/repository.git で指定されたリモートリポジトリを,現在のディレクトリにある repository というディレクトリにクローンできる.

git clone https://github.com/username/repository.git

次のコマンドは,特定のブランチを指定してリポジトリをクローンしている.-b オプションは,クローンするブランチを指定する。この例では、v1.0 というブランチを指定している.

git -b v1.0 clone https://github.com/username/repository.git

サイト内の関連ページWindows での Git のインストール: 別ページ »で説明

関連する外部ページGit の公式ページ: https://git-scm.com/

ビルドツール CMake

CMake は,ソフトウェアのビルドプロセスを自動化し,効率的に管理するためのツールである.Windows では,CMake のオプションを確認したい場合には,「cmake-gui」コマンドを使用して,CMake のグラフィカルユーザインタフェースを起動することにより確認ができる.このcmake-guiで,ビルドオプションの設定や,ビルドの実行も可能である.

CMakeの使用方法は次の通りである.

ビルドツール CMake のインストール (Windows 上)

CMake は,ソフトウェアのビルドプロセスを自動化し,効率的に管理するためのツールである.Windows では,CMake のオプションを確認したい場合には,「cmake-gui」コマンドを使用して,CMake のグラフィカルユーザインタフェースを起動することにより確認ができる.このcmake-guiで,ビルドオプションの設定や,ビルドの実行も可能である.

WindowsCMake をインストールするには,公式ウェブサイト(https://cmake.org/download/)にアクセスし,"Windows x64 Installer" をダウンロードする.ダウンロードしたインストーラを実行し,インストールオプションで「Add CMake to the system PATH for all users」を選択する.他のオプションはデフォルトのままで構わない.

サイト内の関連ページ

関連する外部ページ

cmake のジェネレータ

cmake のジェネレータは,次のページに説明がある.

https://cmake.org/cmake/help/latest/manual/cmake-generators.7.html

cmake の使い方の例

Windows 10 で Visual Studio の C++を使うとき

次に示すコマンドは,さまざまなバージョンのVisual Studio や NMake のために,プロジェクトのビルド環境を設定し,ビルドを実行する.そのために,buildディレクトリを作成し,適切なオプションでCMakeを実行後,ビルド構成を「Release」に設定し,ビルドを行う.

Visual Studio 2022 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2019 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 16 2019" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2017 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 15 2017 Win64" -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

Visual Studio 2015 64 ビット版を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 14 2015 Win64" -T host=x64 ..
cmake --build . --config RELEASE

nmake を使うときは次の通り

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "NMake Makefiles" ..
nmake

主なオプション

参考: Visual Studio のバージョン番号は次の通り.

Visual Studio 2013: vc12
Visual Studio 2015: vc14
Visual Studio 2017: vc15
Visual Studio 2019: vc16
Visual Studio 2022: vc17

古いバージョンの Visual Studio をアンインストールした場合, いくつかの情報などが残っている可能性があるが,次のコマンドで 消すことができる.

cd C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\Installer\resources\app\layout 
.\InstallCleanup.exe -full

cmake でビルドパスやソースパスを指定したいときは, 次のように指定する.

cmake -B <ビルドパス> -S <ソースパス>

msbuild の実行

msbuild の実行例は次の通り

msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /t:Rebuild /m
msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /p:Platform="x64" /target:all /m

ninja

Ninja はビルドシステム.

Java JDK (Java Development Kit) のインストールと Java プログラムの実行

JDK は Java プログラムのコンパイルに必要である。

【Java のバージョンの確認】

Java のバージョンは,次のコマンドで確認できる。

java -version
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【Windows での Java プログラムの実行】

Windows で,ファイル Main.java を編集し実行するために,次のコマンドを, コマンドプロンプトで実行する.

cd /d c:%HOMEPATH%
notepad Main.java
javac -encoding UTF-8 Main.java
java Main

Main.java として次の Java プログラムを実行すると,結果として「3.000000」が表示される.

class Ball {
    double x;
    double y;
    String color;
    public Ball(double x, double y, String color) {
        this.x = x;
        this.y = y;
        this.color = color;
    }
    public double dist() {
        return this.x + this.y;
    }
}

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        Ball a = new Ball(1, 2, "red");
        Ball b = new Ball(3, 4, "green");
        System.out.printf("%f", a.dist());
    }
}

サイト内のJava 関連ページ

12. Windows のパッケージマネージャ

ライブラリ

ライブラリは,さまざまなアプリケーションから 共有される機能をまとめたソフトウェアのこと。 アプリケーションと,ライブラリは,アプリケーションの実行時までにリンクされる。

winget

wingetは,Windowsでソフトウェアをインストールするためのコマンドラインツールである.Windows Package Managerの略称である.

winget を用いてソフトウェアをインストールするには,コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install」コマンドのオプションにソフトウェア名を指定する.「winget upgrade --all」コマンドを使用して,インストール済みのパッケージを一括で更新することもできる.

winget のインストール

Windowswingetをインストールするには,GitHubのwinget-cliページ(https://github.com/microsoft/winget-cli)から最新のmsixbundleファイルをダウンロードし,実行して指示に従う.wingetを使用すると,Git,CMake,Wget,7-Zipなどのソフトウェアを簡単にインストールできる.コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install」コマンドにソフトウェア名を指定することでインストールを行う.インストール後,環境変数Pathにソフトウェアのパスを追加することで,コマンドプロンプトから直接実行できるようになる.

サイト内の関連ページ

Git, CMake, Wget, 7-Zip のインストール(winget を使用)(Windows 上): 別ページ »で説明

関連する外部ページ

GitHub の winget-cli のページ: https://github.com/microsoft/winget-cli

関連する外部ページ

GitHub の winget-cli のページ: https://github.com/microsoft/winget-cli

vcpkg

vcpkg は,C や C++ のライブラリを管理する機能を持ったソフトウェア.Windows, Linux, MacOS で動く. ダウンロードされたファイルは,downloads 下に保存される.

vcpkg の GitHub のページ: https://github.com/microsoft/vcpkg

Windows での vcpkg のインストール

事前に Git のインストール: 別項目で説明している.

Git の公式ページ: https://git-scm.com/ , Visual Studio 2015 Update 3 以上のビルドツール(Build Tools)インストールが必要.

Windows では,コマンドプロン プトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

cd c:\
git clone https://github.com/microsoft/vcpkg
.\vcpkg\bootstrap-vcpkg.bat

Chocolatey

Chocolatey は,Windows で動くパッケージマネージャ. アプリケーションのインストールや更新が簡単にできるようになる.

choco のオプションには,次のようなものがある

miniconda3

miniconda は,Python, conda, pip などのソフトウェア.さまざまな追加ソフトウェアをインストールできる機能がある.

URL: https://docs.conda.io/en/latest/miniconda.html

Windows での miniconda3 のインストール手順は, 別ページ »で説明

13. オペレーティングシステムの運用保守

Windows 10 でのアンインストール

Windows 10 でのアンインストールは, スタートメニューで「設定」,「アプリ」のように操作し,アプリが表示されるので, 右クリックメニューでアンインストール.

Windows 11 でのアンインストールは, 検索窓が便利(検索窓で「アンインストール」のようなキーワードを入れる).

Windows 11 や Windows 10 の更新

Windows 10 は,自動更新を設定している場合には,自動で更新される.

自動で更新されない場合は, 次のサイトを利用できる.

Windows Update の実行

次の手順で行う

Windows の検索窓で「windowsupdate」と入れ,検索し,実行する.

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上の手順がうまく動かない場合は,次を手順で解決する可能性がある(古い Windows 10 の場合)

  1. Windows のスタートメニューを右クリックし,「ファイル名を指定して実行
    [image]
  2. 次を実行
    ms-settings:windowsupdate-action
    
    [image]

    これで,Windows Update が自動的に始まる

Windows のバージョン情報の確認

Windows の検索窓で「winver」と入れ,検索し,実行する

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Windows のバージョン情報を確認する.

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Windows 10 でのシステムファイルの検証と修復

sfc /scannow

AMD プロセッサを使うときの Windows の設定

AMD社製プロセッサの場合は,システムの環境変数 MKL_DEBUG_CPU_TYPE に,値「5」を設定する.

Windows でディスクの空き領域を 0 で埋める

sdelete の URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/sdelete

sdelete -z c:

ARPテーブルの表示

ARP テーブルには,ネットワークにつながっている機器の IP アドレスが格納されている. 「arp -a」コマンドにより表示することができる.

AVS (アドバンスト・ベクトル・エクステンション)

プロセッサの機能の1つ. AVS (アドバンスト・ベクトル・エクステンション) があるかどうかを確認するためには, CPU ID を調べる。

CPU ID

CPU ID を調べるために,インテル プロセッサー識別ユーティリティーを使うことができる. インテル プロセッサー識別ユーティリティー Windows 版は次の Web ページからダウンロードできる.

https://downloadcenter.intel.com/ja/download/7838/Intel-Processor-Identification-Utility-Windows-Version

Windows のステレオミキサーを有効にする

  1. Windows10 でサウンドのプロパティ
  2. 録音」を選ぶ
    [image]
  3. 右クリックメニュー。「オーディオミキサー」がチェックされていなければチェックする。
    [image]
  4. ステレオミキサー」が無効になっているときは、有効にする

    ステレオミキサーが表示されていないときは、オーディオドライバを更新する

    [image]
  5. ステレオミキサー」を選び、「既定値に設定」をクリック
    [image]

    14. ファイルの管理

    Windows で見えない不要ファイルの削除

    FileZilla で削除するのが便利.

    15. Linux コマンド