Windows の使い方

目次
  1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク
  2. エクスプローラーの表示設定,コマンドプロンプトの起動,「\」と「¥」
  3. 端末,環境変数,パスを通す,管理者として実行
  4. ファイル操作(展開,圧縮,検索,文字コード変換)
  5. フリーソフトウェア
  6. エディタ
  7. データファイル
  8. リモート接続,ファイル取得
  9. Python 関係
  10. Windows での C/C++ 開発環境
  11. プログラミング用ツール類
  12. Windows のパッケージマネージャ
  13. オペレーティングシステムの運用保守
  14. ファイルの管理
  15. Linux コマンド
サイト内の関連ページ

1. サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク

2. Windows エクスプローラーのファイル表示,コマンドプロンプトの起動,特殊文字(「\」 と「¥」)

ここでは,Windows エクスプローラーでの隠しファイルと拡張子の表示方法,コマンドプロンプトの通常起動と管理者としての実行,コマンドプロンプトでの「\」 と「¥」を説明する.

3. 端末,環境変数,パスを通す,管理者として実行

端末

端末」というとき,端末の機材を使う場合と,端末のソフトウェア(端末の機材相当の機能を持つので「端末エミュレータ」ともいう)を使う場合がある. 端末のソフトウェアとしては,Windows の場合,コマンドプロンプト (Command Prompt),Windows PowerShell,Windows ターミナル (Windows Terminal) などがある. 端末の画面には,シェルのプロンプトが表示され,シェルのコマンドを入れることができる.そして,コマンドの結果を確認することができる.

Windowsコマンドプロンプト

環境変数

環境変数は,オペレーティングシステムがプロセスに渡す設定値である.Windows では,ユーザごとのユーザ環境変数と,コンピュータ全体に適用されるシステム環境変数がある.

Windows で環境変数の設定を行うには,検索窓で「環境変数」と入力し,「システム環境変数の編集」を選び,「環境変数」ボタンをクリックする.
  1. Windows の検索窓で「環境変数」と入力し,「システム環境変数の編集」を実行する(「PC」を右クリックし,「プロパティ」,「システムの詳細設定」と辿ってもよい)
  2. 「詳細設定」タブの下部にある「環境変数」を選択し,環境変数を変更するウィンドウを開く
  3. 値の変更の場合には,「ユーザ環境変数」,「システム環境変数」のなかから環境変数を探してダブルクリックする
  4. 設定した環境変数は,設定後に新しく起動したプロセスから有効になる.コマンドプロンプトを開いている場合は,開き直す

パスを通す

環境変数 PATH にディレクトリを設定することにより,そのディレクトリを,シェルでのコマンド実行時の検索対象に含めることを「パスを通す」という.

Windows では,検索窓で「環境変数」と入力し,「システム環境変数の編集」を選び,「環境変数」ボタンをクリックして,環境変数の設定画面を開く.

Windows のパス長の制限の解除

Windows では,既定でパス長が 260 文字に制限されている.解除するには,レジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystemDWORD (32ビット) 値 LongPathsEnabled1 に設定する.設定後は再起動する.

管理者権限コマンドプロンプトを起動し(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー > cmd と入力 > 右クリック > 「管理者として実行」),次のコマンドを実行しても設定できる.

reg add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem" /v LongPathsEnabled /t REG_DWORD /d 1 /f

Windows のコマンドプロンプト

Windows のコマンドプロンプトは,「ファイル名を指定して実行」で「cmd.exe」と入力して起動できる. Windows のスタートメニューを使っても起動できる.

ファイル名を指定して実行」の画面は,Windowsキー + R で開く.検索窓に「cmd.exe」と入力して起動することもできる.

管理者として実行

Windows 11 で,Windows ターミナル (Windows Terminal) を管理者として開くときは,検索窓で「ターミナル」または「Terminal」と入力し,メニューで「管理者として実行する」を選ぶ.

Windows で,管理者権限コマンドプロンプトを起動するときは,メニューを使って,つぎのように操作する(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー > cmd と入力 > 右クリック > 「管理者として実行」)。

あるいは,Windowsコマンドプロンプトで,次のコマンドを実行する.

powershell start-process cmd.exe -verb runas

4. ファイル操作(展開,圧縮,検索,文字コード変換)

Windows パソコンで PC を開く

Windows パソコンで「PC」を開きたいときは,検索窓で「PC」と入力する.エクスプローラーを開き(Windowsキー + E),左側の「PC」を選んでもよい.

ファイルの展開(解凍),圧縮(Windows 上)

7-Zip の公式ページ: https://www.7-zip.org/

Windows での 7-Zip のインストール

7-Zip は,ファイルの圧縮と展開(解凍)の機能を持つソフトウェアである.7z,zip,tar,gz,xz などの形式を扱う.

Windows での 7-Zip のインストール手順: Windows での 7-Zip のインストールには,複数の方法がある.次のいずれかによりインストールできる.

いずれの場合でも,既定では c:\Program Files\7-Zip の下にインストールされる.

Windows でのパス長の制限と展開(解凍)

Windows では,既定でパスの長さが 260 文字に制限されている.深い階層を含む書庫ファイルの展開(解凍)が,この制限により失敗する場合がある.

制限を解除する手順は次の通りである.

  1. レジストリエディタ regedit を起動する
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem を開く
  3. DWORD (32ビット) 値名前: LongPathsEnabled,値: 0x00000001 (1) を設定する
  4. Windows を再起動する

あわせて,展開先のディレクトリを C:\tmp のような浅い階層にすることでも,パス長の超過を避けられる.

7-zip を用いた展開(解凍)の手順例(Windows)

  1. 展開(解凍)したいファイルを右クリックし,右クリックメニューから 7-Zip の展開を選ぶ
  2. 展開(解凍)するディレクトリ(フォルダ)を指定する

ファイル検索(Windows 上)

Windows でのファイル検索には,エクスプローラーの検索窓のほか,Everything などのソフトウェアがある.Everything は,NTFS のファイル名の索引を用いてファイル名を検索する.

Everything の URL: https://www.voidtools.com/

文字コードの変換(Windows 上)

Windows で文字コードを変換する方法には,次のものがある.

powershell -NoProfile -Command "Get-Content -Path in.txt -Encoding Default | Set-Content -Path out.txt -Encoding utf8"

5. フリーソフトウェア

フリーソフトウェアは,それぞれの使用許諾条件(ライセンス)の下で無料で利用できる. 使用条件は,利用者自身で確認し,使用条件を守ること. インストールや動作に問題が生じた場合にも,自分の責任で対処すること.

Windows のフリーソフトウエアについては,次のページを参照.

サイト内の主な Windows 関連ページへのリンク

6. エディタ

テキストエディタ

「テキストエディタ」はテキストファイルを編集する機能を持ったソフトウェアである.

Windows には「メモ帳 (notepad)」が備わっている. その他,Windows で使えるエディタとしては Notepad++Visual Studio Code などがある.

Visual Studio Code

Visual Studio Codeテキストエディタである.拡張機能により,各種プログラミング言語の編集支援,デバッガとの連携などの機能を追加できる.

Visual Studio Code の URL: https://code.visualstudio.com/

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7. データファイル

CSV

CSV ファイルは,カンマで区切られたテキストファイルである. 例えば,表計算ソフト Excel が出力する CSV ファイルは次のようになっている.

りんご,150,4,200,12月30日に購入した
みかん,30,2,60,"25円のものを買う予定だったが,売り切れだった"

このデータは2行のテキストファイルであって,各行が5つのデータを含んでいる. この例から次のことが分かる.

8. リモート接続,ファイル取得

Windows の curl

Windows では curl が標準で備わっているので,インストールせずに使うことができる.次のコマンドで,URL で指定したファイルを取得できる.

curl -L -O https://example.com/sample.zip

Windows での Wget のインストール

ファイルの取得には,標準で備わっている curl を使うことができる.Wget を使いたい場合,Windows でのインストール方法は次の通りである.

MobaXterm

MobaXterm は,Windows で動作する端末ソフトウェアである.Personal Edition と Professional Edition があり,Personal Edition は個人利用の範囲で無償で利用できる.X サーバ,ssh,sftp,mosh の機能を同梱している.

利用例

MobaXterm の URL: https://mobaxterm.mobatek.net/

Windows での MobaXterm のインストール: 別ページ »で説明

9. Python 関係

Python の説明

Python はプログラミング言語の1つである.様々な分野で使用され,豊富なライブラリがある.

インストールは次の手順で行うことができる.

  1. Python の公式サイト(https://www.python.org)にアクセスし,「Downloads」,「Windows」を選択する.
  2. Stable Releases」からインストールしたいバージョンを選ぶ(例:Python 3.13).利用するライブラリが対応しているバージョンを選ぶ.
  3. Windows installer (64-bit)」をダウンロードする.
  4. ダウンロードしたインストーラを管理者権限で実行する.
  5. インストーラの最初の画面で,「Install launcher for all users (recommended)」と「Add python.exe to PATH」をチェックし,「Customize installation」をクリックする.
  6. 次の画面でオプションの機能は既定のままで「Next」をクリックする.
  7. さらに次の画面で「Install Python 3.xx for all users」を選択し,インストールディレクトリを確認後,「Install」をクリックする.全ユーザ向けにインストールすることで,インストール先のパスにユーザ名が含まれなくなる.ユーザ名に日本語が含まれる場合の不具合を避けることができる.
  8. インストール中に「Disable path length limit」が表示された場合はクリックしてパス長の制限を解除する.
  9. インストール完了後,コマンドプロンプトで「python --version」を実行し,インストールしたバージョンが表示されることを確認する.

サイト内の関連ページ

関連する外部ページPython の公式ページ: https://www.python.org/

Python 処理系

Python プログラムのソースコードを実行するためのソフトウェアである.

Python の起動コマンド

Windows, Ubuntu での Python 起動コマンドについて:別ページ で説明している.

Google Colaboratory

Google Colaboratory は,Web ブラウザ上で Python プログラムを実行できるサービスである.インストール作業なしに利用でき,GPU を利用できる場合がある.

Google Colaboratory について:別ページ で説明している.

Windows での Python のインストール

Python の公式ページ: https://www.python.org/

Windows での Python のインストール: 別ページ »で説明.

Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動

Python, pip, Python 開発環境,Python コンソールのコマンドでの起動: 別ページ »で説明.

複数の Python の同時インストール

Windows での複数の Python の同時インストール

Windows での複数の Python の同時インストール: 別ページ で説明している.

Python ランチャー

Python ランチャー (py コマンド) は,複数のバージョンの Python がインストールされているとき,使用するバージョンを指定して起動する機能を持つ.「py -3.13」のようにバージョンを指定する.

Python ランチャー: 別ページ »で説明

venv

venv は,Python の仮想環境を作成する機能を提供するモジュールである.Python の仮想環境は隔離されており,特定のバージョンの Python パッケージを,他の環境と独立して管理できる.

venv について: 別ページ »で説明

virtualenv, virtualenv-wrapper

virtualenv, virtualenv-wrapper について: 別ページ »で説明

pip

pip は Python のパッケージ管理ツールである.

pip について: 別ページ »で説明

Python の setup.py の実行

Python の setup.py の実行: 別ページ »で説明

Python コンソール (Python のシェル)

Python コンソールについて:別ページ で説明している.

Blender の Python コンソール (Python 処理系のシェル)

Blender の Python コンソールについて:別ページ で説明している.

2to3

2to3: 別ページ »で説明.

Jupyter Qt Console

Jupyter Qt Console は Python コンソールの機能を持ったソフトウェアである.

Jupyter Qt Console について:別ページ で説明している.

Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook)

Jupyter ノートブックは,Python などのプログラムのソースコード,実行結果などを1つのノートとして残す機能をもったノートブックである.

Jupyter ノートブック について:別ページ で説明している.

JupyterLab

JupyterLab は,Jupyter ノートブックの編集,実行,ファイル管理などの機能を持ったソフトウェアである.

JupyterLab について:別ページ で説明している.

spyder

Spyder について: 別ページ »で説明

PyCharm

PyCharm は Python プログラムの作成,実行,デバッグの機能を持った統合開発環境である.

PyCharm について:別ページ で説明している.

Windows での PyCharm Community Edition のインストール: 別ページ »で説明

Anaconda3

Anaconda3 について:別ページ で説明している.

Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存

Windows での,Python と Anaconda 内の Python の共存: 別ページ »で説明

10. Windows での C/C++ 開発環境

Windows での C/C++ コンパイラ

Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある.

Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプト

Visual Studioビルドツール(Build Tools) をコマンドラインで使うときは, Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプトを使う.このコマンドプロンプトでは,cl(コンパイラ),nmake(ビルドツール)などを使うための環境変数が設定される.

起動方法

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の場合で,起動方法を説明する.

起動は,Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2022」の下の「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」で行う.

起動し,確認のため「where cl」を実行した画面を下に示す.

vcvarsall.bat による起動方法

コマンドプロンプト を開くたびに,次のコマンドを実行するという方法もある.

vcvarsall.bat x64
あるいは
vcvarsall.bat x86

vcvars64.bat, vcvars32.bat でも同等の設定が行える.

vcvarsall.bat の場所は次の通りである.

実際に,Windows のコマンドプロンプトで vcvarsall.bat を実行し,cl や nmake が使えるようになったか確認する手順は次の通りである.

"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\VC\Auxiliary\Build\vcvarsall.bat" x64
where cl
where nmake
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Community\VC\Auxiliary\Build\vcvarsall.bat" x64
where cl
where nmake

以上で確認できる通り,vcvarsall.bat は, cl や nmake などのコマンドを使えるようにするためのものである.

上記の結果が得られないときは Visual Studio のビルドツールがインストールされていない. その場合は, Visual Studio Installer を起動してビルドツールを追加する

vcvarsall.bat x64 と vcvarsall.bat x86 の違いは, 64 ビットのプログラムを生成するか, 32 ビットのプログラムを生成するかの違いである. 64 ビット版の Windows では,通常は x64 を使用する.

Microsoft Visual Studio のバージョン番号

Visual Studio のバージョン番号は次の通りである.

Visual Studio 2013: vc12
Visual Studio 2015: vc14
Visual Studio 2017: vc15
Visual Studio 2019: vc16
Visual Studio 2022: vc17
Visual Studio 2026: vc18

Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境

Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境をコマンドラインで使うには,次の 2つの方法がある.

msys2 の C コンパイラ

Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある.

msys2 での hello.c のコンパイル操作例は次の通りである.hello.exe という名前のファイルができる.

gcc -o hello.exe hello.c

デバッガを使う場合には,-g オプションを付ける.

gcc -g -o hello.exe hello.c

コンパイルしたプログラムが使用している DLL 名を表示するには,objdump コマンドを使う.

objdump -p hello.exe | grep "DLL"

デバッガ gdb

起動は,gdb <ファイル名>である.

gdb hello.exe

終了は,quit である.

quit

デバッガ gdb の機能

デバッグ

デバッグを行うソフトウェアとしては gdb などがある. Visual Studio Code の拡張機能には,デバッガとの連携機構を持つものがある. PyCharm は,Python プログラムのデバッグの機能を持つ.

デバッガには,ブレークポイント,ブレークポイントにおける変数値などの表示,ステップ実行の機能がある. ステップ実行の操作には,以下の通り,ステップインステップオーバーステップアウト続行の操作がある.

11. プログラミング用ツール類

バージョン管理システム Git

Git は、ソフトウェアの開発において使用されているバージョン管理システムである.git clone コマンドは、リモートリポジトリからソースコードをローカルマシンにコピー(クローン)するために使用される.1つのコマンドで,リモートリポジトリ全体のコピーを取得できる.

Windows 上で Git をインストールするには,公式ウェブサイト (https://git-scm.com/) から 64-bit Git for Windows Setup をダウンロードし,インストーラーの指示に従ってインストールを進める.PATH 環境変数の設定画面では,コマンドプロンプトから git コマンドを使えるようにするため,「Git from the command line and also from 3rd-party software」を選択する.

次のコマンドの実行により,https://github.com/username/repository.git で指定されたリモートリポジトリを,現在のディレクトリにある repository というディレクトリにクローンできる.

git clone https://github.com/username/repository.git

次のコマンドは,特定のブランチを指定してリポジトリをクローンしている.-b オプションは,クローンするブランチを指定する。この例では、v1.0 というブランチを指定している.

git clone -b v1.0 https://github.com/username/repository.git

サイト内の関連ページWindows での Git のインストール: 別ページ »で説明

関連する外部ページGit の公式ページ: https://git-scm.com/

ビルドツール CMake

CMake は,ソフトウェアのビルドプロセスを管理するためのツールである.Windows では,CMake のオプションを確認したい場合には,「cmake-gui」コマンドを使用して,CMake のグラフィカルユーザインタフェースを起動することにより確認ができる.このcmake-guiで,ビルドオプションの設定や,ビルドの実行も可能である.

CMake の使用方法は次の通りである.

ビルドツール CMake のインストール (Windows 上)

WindowsCMake をインストールするには,公式ウェブサイト(https://cmake.org/download/)にアクセスし,"Windows x64 Installer" をダウンロードする.ダウンロードしたインストーラを実行し,インストールオプションで「Add CMake to the system PATH for all users」を選択する.他のオプションは既定のままでよい.

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関連する外部ページ

cmake のジェネレータ

cmake のジェネレータは,次のページに説明がある.

https://cmake.org/cmake/help/latest/manual/cmake-generators.7.html

cmake の使い方の例

Windows で Visual Studio の C++ を使うとき

次に示すコマンドは,Visual Studio や NMake のために,プロジェクトのビルド環境を設定し,ビルドを実行する.build ディレクトリを作成し,オプションを指定して CMake を実行後,ビルド構成を「Release」に設定し,ビルドを行う.

Visual Studio 2026 64 ビット版を使うときは次の通りである(「Visual Studio 18 2026」ジェネレータは CMake 4.2 以降で使用できる)

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 18 2026" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config Release

Visual Studio 2022 64 ビット版を使うときは次の通りである

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config Release

Visual Studio 2019 64 ビット版を使うときは次の通りである

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "Visual Studio 16 2019" -A x64 -T host=x64 ..
cmake --build . --config Release

nmake を使うときは次の通りである

rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
cmake -G "NMake Makefiles" ..
nmake

主なオプション

cmake でビルドパスやソースパスを指定するときは, 次のように指定する.

cmake -B <ビルドパス> -S <ソースパス>
古いバージョンの Visual Studio をアンインストールした後に構成情報が残っている場合, 次のコマンドで消すことができる.
cd C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\Installer\resources\app\layout
.\InstallCleanup.exe -full

msbuild の実行

msbuild は,Visual Studio のソリューションファイル(.sln)やプロジェクトファイルをコマンドラインからビルドするツールである.実行例は次の通りである.

msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /t:Rebuild /m
msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /p:Platform="x64" /t:Rebuild /m

ninja

Ninja はビルドシステムである.CMake のジェネレータとして「Ninja」を指定して使うことができる.

Java JDK (Java Development Kit) のインストールと Java プログラムの実行

JDK は Java プログラムのコンパイルと実行に必要である。長期サポート (LTS) 版として Java 21,Java 25 などがある。

【Java のバージョンの確認】

Java のバージョンは,次のコマンドで確認できる。

java -version

【Windows での Java プログラムの実行】

Windows で,ファイル Main.java を編集し実行するために,次のコマンドを, コマンドプロンプトで実行する.

cd /d c:%HOMEPATH%
notepad Main.java
javac -encoding UTF-8 Main.java
java Main

Main.java として次の Java プログラムを実行すると,結果として「3.000000」が表示される.

class Ball {
    double x;
    double y;
    String color;
    public Ball(double x, double y, String color) {
        this.x = x;
        this.y = y;
        this.color = color;
    }
    public double dist() {
        return this.x + this.y;
    }
}

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        Ball a = new Ball(1, 2, "red");
        Ball b = new Ball(3, 4, "green");
        System.out.printf("%f", a.dist());
    }
}
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プログラミング: リンク »

関連情報

Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール

Eclipse Temurin(Adoptium)のインストールを行い、Javaのプログラムをコンパイル・実行する環境を整える。扱う環境は、Windows搭載パソコンである。現時点(2026年6月)での最新LTS版である Java 25(Temurin 25 JDK)を推奨する。

[Windows での Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール手順を見るには、ここをクリック]

Windows での Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール

以下のいずれかの方法で Java 25(Temurin 25 JDK)をインストールする。JDKがインストール済みの場合、この手順は不要である。

方法 1:winget によるインストール

インストールコマンドの実行方法

管理者権限コマンドプロンプトを起動する(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー → cmd と入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。そして、コマンド全体をコマンドプロンプトにコピー&ペーストする。

Temurin の Windows インストーラー(.msi)は、ユーザー単位ではなくマシン単位でインストールされる(1台に1つのインストール)。そのため、システム全体(全ユーザー向け)にインストールするには管理者権限が必要である。インストール完了後、コマンドプロンプトを再起動するとPATHが反映される。

REM Java 25(Temurin 25 JDK) をインストール(PATH と JAVA_HOME を更新)
winget install --id EclipseAdoptium.Temurin.25.JDK -e --silent --accept-source-agreements --accept-package-agreements --override "ADDLOCAL=FeatureMain,FeatureEnvironment,FeatureJarFileRunWith,FeatureJavaHome INSTALLDIR=\"C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-25\" /quiet"

上記の --override 内の指定の意味は次のとおりである。FeatureEnvironment はPATH環境変数の更新、FeatureJavaHomeJAVA_HOME 環境変数の更新、FeatureJarFileRunWith は .jar ファイルとJavaアプリケーションの関連付けである。INSTALLDIR はインストール先フォルダの指定である。

方法 2:インストーラーによるインストール

  1. Adoptium公式サイト(https://adoptium.net/temurin/releases/)にアクセスし、Version として「25 - LTS」、Operating System として「Windows」を選び、.msi 形式のWindows用インストーラーをダウンロードする。
  2. ダウンロードした .msi ファイルを実行し、インストールプログラムを起動する。
  3. ライセンス条項を確認し、同意できる場合はチェックを入れて次へ進む。
  4. 「Installation Scope」画面では「Install for all users of this machine」を選ぶ
  5. 「Custom Setup(カスタムセットアップ)」画面で、インストールする機能を選択する。既定では「Add to PATH(PATH環境変数への追加)」と「Associate .jar」(.jarファイルの関連付け)が有効になっている。さらに、ツリー内でバツ印(×)が付いている「Set JAVA_HOME variable(JAVA_HOME環境変数の更新)」をクリックして有効に変更することを推奨する。これらを有効にしないと、コマンドプロンプトから java コマンドを実行できなかったり、開発ツールがJDKを見つけられなかったりする。
  6. 「次へ (Next)」をクリックし、続いて「インストール (Install)」をクリックしてインストールを開始する。完了後「Finish」で閉じる。

インストールの確認

コマンドプロンプトで以下を実行する。

java --version

バージョン番号(例:openjdk 25.x.x)が表示されればインストール成功である。「'java' は、内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません。」と表示される場合は、インストールが正常に完了していないか、PATHが反映されていない(コマンドプロンプトを再起動して再度確認する)。

あわせて、コンパイラと JAVA_HOME も確認しておくとよい。

javac --version
echo %JAVA_HOME%

Eclipse のインストール

Eclipse をインストールする。扱う環境は、Windows搭載パソコンである。

[Windows での Eclipse のインストール手順を見るには、ここをクリック]

Windows での Eclipse のインストール

以下のいずれかの方法で Java 25(Temurin 25 JDK)をインストールする。JDKがインストール済みの場合、この手順は不要である。

方法 1:winget によるインストール

インストールコマンドの実行方法

管理者権限コマンドプロンプトを起動する(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー → cmd と入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。そして,コマンド全体をコマンドプロンプトにコピー&ペーストする。

REM Temurin 25 JDK をインストール
winget install --id EclipseAdoptium.Temurin.25.JDK -e --accept-source-agreements --accept-package-agreements

winget が使えない場合や,インストール先・パッケージ種類を画面で選びながら導入したい場合は,次の方法を用いる。

方法 2:インストーラーによるインストール

公式サイトからダウンロードしてインストールできる。詳しくはhttps://www.kkaneko.jp/tools/win/eclipse.htmlで説明している。

Eclipse の初期設定、使用方法の基本

詳しくはhttps://www.kkaneko.jp/tools/win/eclipse.htmlで説明している。

12. Windows のパッケージマネージャ

ライブラリ

ライブラリは,さまざまなアプリケーションから 共有される機能をまとめたソフトウェアである。 アプリケーションとライブラリは,静的リンクの場合はビルド時に,動的リンクの場合は実行時にリンクされる。

winget

wingetは,Windowsでソフトウェアをインストールするためのコマンドラインツールである.Windows Package Manager の略称である.

winget を用いてソフトウェアをインストールするには,管理者権限コマンドプロンプトを起動し(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー > cmd と入力 > 右クリック > 「管理者として実行」),「winget install」コマンドのオプションにソフトウェア名またはパッケージ ID を指定する.「winget upgrade --all」コマンドを使用して,インストール済みのパッケージを一括で更新することもできる.「winget search <キーワード>」でパッケージを検索できる.

winget のインストール

wingetは,Windows 11 および Windows 10 (1809 以降) では「アプリ インストーラー (App Installer)」の一部として標準で搭載されている.コマンドプロンプトで「winget --version」を実行し,バージョンが表示されれば利用できる.

利用できない場合は,Microsoft Store で「アプリ インストーラー」を検索してインストールまたは更新する.Microsoft Store が使えない環境では,GitHub の winget-cli ページ(https://github.com/microsoft/winget-cli)から最新の msixbundle ファイルをダウンロードして実行する.

wingetを使用すると,Git,CMake,Wget,7-Zip などのソフトウェアをインストールできる.インストール後,コマンドプロンプトから実行できないソフトウェアについては,環境変数 Path にソフトウェアのパスを追加する.

サイト内の関連ページ

Git, CMake, Wget, 7-Zip のインストール(winget を使用)(Windows 上): 別ページ »で説明

関連する外部ページ

GitHub の winget-cli のページ: https://github.com/microsoft/winget-cli

winget のドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/package-manager/winget/

vcpkg

vcpkg は,C や C++ のライブラリを管理する機能を持ったソフトウェアである.Windows, Linux, macOS で動作する. ダウンロードされたファイルは,downloads の下に保存される.

vcpkg の GitHub のページ: https://github.com/microsoft/vcpkg

Windows での vcpkg のインストール

事前に Git のインストールが必要である: 別項目で説明している.

Git の公式ページ: https://git-scm.com/ , あわせて Visual Studio のビルドツール(Build Tools)のインストールが必要である.

Windows では,管理者権限コマンドプロンプトを起動し(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー > cmd と入力 > 右クリック > 「管理者として実行」), 次のコマンドを実行する.

cd c:\
git clone https://github.com/microsoft/vcpkg
.\vcpkg\bootstrap-vcpkg.bat

Chocolatey

Chocolatey は,Windows で動作するパッケージマネージャである. コマンドラインでアプリケーションのインストールや更新を行える.

choco のオプションには,次のようなものがある

これらの params はパッケージごとに定義されるため,利用できるかどうかは各パッケージのページで確認する.

miniconda3

miniconda は,Python,conda,pip を含む最小構成の配布物である.conda コマンドにより,パッケージのインストールと仮想環境の管理を行える.

URL: https://www.anaconda.com/docs/getting-started/miniconda/main

Windows での miniconda3 のインストール手順は, 別ページ »で説明

13. オペレーティングシステムの運用保守

Windows でのアンインストール

Windows 11 でのアンインストールは, 検索窓で「アプリ」と入力して「インストールされているアプリ」を開き, 対象のアプリの右側のメニューから「アンインストール」を選ぶ.

Windows 10 でのアンインストールは, スタートメニューで「設定」,「アプリ」のように操作し,表示されたアプリを選び,「アンインストール」を選ぶ.

Windows 11 や Windows 10 の更新

Windows は,自動更新を設定している場合には,自動で更新される.

インストールメディアの作成や,バージョンの更新を手動で行う場合は, 次のサイトを利用できる.

Windows 10 のサポートは 2025年10月14日に終了した.Windows 10 では,拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) に登録している場合を除き,セキュリティ更新プログラムは提供されない.Windows 11 のシステム要件を満たす機器では,Windows 11 への更新を行う.

Windows Update の実行

次の手順で行う

Windows の検索窓で「windowsupdate」と入れ,検索し,実行する.

上の手順で目的の画面が開かない場合は,次の手順を試す
  1. Windows のスタートメニューを右クリックし,「ファイル名を指定して実行」を選ぶ
  2. 次を実行する
    ms-settings:windowsupdate-action
    

    これで,Windows Update の確認が始まる

Windows のバージョン情報の確認

Windows の検索窓で「winver」と入れ,検索し,実行する

Windows のバージョン情報を確認する.

システムファイルの検証と修復

管理者権限コマンドプロンプトを起動し(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー > cmd と入力 > 右クリック > 「管理者として実行」),次のコマンドを実行する.

sfc /scannow

sfc で修復できない場合は,次のコマンドでシステムイメージを修復した後,sfc /scannow を再実行する.

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

Windows でディスクの空き領域を 0 で埋める

削除済みファイルのデータを復元できないようにするために,空き領域を 0 で埋める.Sysinternals の sdelete を使用する.

sdelete の URL: https://learn.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/sdelete

sdelete -z c:

ARPテーブルの表示

ARP テーブルには,同一ネットワーク上で通信した機器の IP アドレスと MAC アドレスの対応が格納されている. 「arp -a」コマンドにより表示することができる.

14. ファイルの管理

FileZilla でのリモートサーバ上のファイルの削除

リモートサーバ上のファイルの管理には,FileZilla などの FTP/SFTP クライアントを使用する.先頭がピリオドのファイルなど,既定では表示されないファイルを操作するときは,FileZilla のメニュー「サーバー」の「強制的に隠しファイルを表示」を有効にする.

15. Linux コマンド