Geany のインストールと基本機能(Windows 上)

Windows で,Geany をインストールし,Python や C のプログラムを編集実行する手順を説明する. Geany は Windows, Linux などで動く開発環境. プログラムの編集時に,自動補完,シンタックスハイライトの機能がある.

謝辞

Geany の作者に感謝します

前準備

make のインストール

ダウンロードとインストール

  1. Geany のウェブページを開く

    https://www.geany.org/

  2. 「Download」の下の「Releases」をクリック.
  3. Windows版が欲しいので,「Windwos Binaries」の下の .exe ファイルをクリック.
  4. ダウンロードが始まる.
  5. ダウンロードした .exe ファイルを実行
  6. ようこそ画面では,「Next」をクリック.
  7. ライセンス条項の確認
  8. コンポーネントの選択は,既定(デフォルト)のままでよい.「Next」をクリック.
  9. インストール先の設定は,既定(デフォルト)のままでよい.「Next」をクリック.
  10. スタートメニューフォルダの設定は,既定(デフォルト)のままでよい.「Install」をクリック.
  11. インストールが始まる.
  12. インストール完了の確認.「Finish」をクリック

試しに Python プログラムを編集,実行する

  1. Geany を起動すると画面が開く
  2. 試しに Python のプログラムファイルを新規作成してみる.

    メニューで「ファイル」→ 「テンプレートから新規作成」→ 「main.py」と操作する

  3. Geany のエディタ画面に Python のテンプレートが出るので確認
  4. 次のように 1行書き加える

    print の前には,半角の空白文字を4つ

        print("Hello,World\n")
    
  5. 上書き保存したいので,

    メニューで「ファイル」→ 「保存」と操作する

  6. ファイルの名前ディレクトリは,既定(デフォルト)のままでよい. 「保存」をクリック.
  7. 実行したいので,実行ボタンをクリック
  8. 画面が開き,実行結果が表示されるので確認

試しに C プログラムを編集,実行する

前準備として, Build Tools for Visual Studio 2022 (ビルドツール for Visual Studio 2022)もしくはVisual Studio 2022 のインストールを終えておくこと.

  1. Visual Studio の x64 Native Tools コマンドプロンプトを起動.

    起動は,Windows のメニューで「Visual Studio 20..」の下の「x64 Native Tools コマンドプロンプト (x64 Native Tools Command Prompt)」を選ぶ.「x64」は,64ビット版の意味である.

    「x64 Native Tools コマンドプロンプト (x64 Native Tools Command Prompt)」がないとき:

    C++ ビルドツール (Build Tools) のインストールを行うことで, 「x64 Native Tools コマンドプロンプト (x64 Native Tools Command Prompt)」がインストールされる.その手順は,別ページ »で説明

  2. Geany の起動
    次のコマンドを実行
    "C:\Program Files (x86)\Geany\bin\geany.exe"
    
  3. Geany を起動すると画面が開く
  4. 試しに C のプログラムファイルを新規作成してみる.

    メニューで「ファイル」→ 「テンプレートから新規作成」→ 「main.c」と操作する

  5. Geany のエディタ画面に C のテンプレートが出るので確認
  6. 次のように 1行書き加える
    printf("Hello,World\n");
    
  7. 上書き保存したいので,

    メニューで「ファイル」→ 「保存」と操作する

  8. ファイルの名前ディレクトリは,既定(デフォルト)のままでよい. 「保存」をクリック.
  9. ビルド,ビルドコマンドを設定で, C コマンドを次のように設定.

    Geany でキーボードが反応しないように見えるときは, 右クリックメニューで,IMEを「なし」に設定すること

  10. 実行したいので,「ビルド」をクリックし, 「実行」をクリック
  11. 画面が開き,実行結果が表示されるので確認