Firebird 入門(インストール,ユーザ管理,SQL 体験)
Firebird は,オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムである. Windows,Linux,macOS,Android 用の配布物が公開されている. 2026年4月時点の最新版は Firebird 5.0.4 である(Firebird 4.0.7,3.0.14 も保守されている). データベースをファイルとして扱えること,サーバ経由の接続と組み込み(Embedded)の両方で使えること, トランザクション,ストアドプロシージャ,トリガなどの SQL の機能を備えていることが特徴である.
このページ群では,Firebird のインストールから, ユーザとパスワードの管理,コマンドラインツール isql による SQL の体験までを, 手を動かしながら学べるように説明する.
Firebird 関連ページ(サイト内)
体験の順序
- Firebird のインストール:Windows での Firebird のインストール »
- ユーザとパスワードの管理:Firebird のパスワード管理(SYSDBA,ユーザの作成・変更) »
- SQL の体験:isql によるデータベース作成と SQL 体験(gsec の解説を含む) »
Firebird の要点
- サーバのアーキテクチャ:SuperServer,Classic,SuperClassic の3方式がある.学習用にはインストーラの既定である SuperServer を使う.方式は firebird.conf で変更でき,データベースごとの設定もできる.
- 管理者ユーザ:SYSDBA が管理者である.Windows 版インストーラでは,インストール中に SYSDBA のパスワードを設定する.
- ユーザ管理:Firebird 3 以降は,SQL 文(CREATE USER,ALTER USER,DROP USER)で行う.旧来のコマンド gsec は非推奨(deprecated)である.
- データベースファイル:拡張子 .fdb のファイルである.通常は1データベースが1ファイルで,複数ファイルに分割することもできる.バックアップ・復元には gbak を使う.
- ユーザ情報:セキュリティデータベース security5.fdb(エイリアス名 security.db)に格納される.
- コマンドラインツール:isql(対話型 SQL),gbak(バックアップ),nbackup(増分バックアップ),gstat(統計),gfix(保守)などが付属する.
考察ポイント
- サーバ型としても組み込み型としても使えるデータベース管理システムは,SQLite 3(組み込み専用)や MySQL・PostgreSQL(サーバ型)と比べて,どのような場面で有利か.
- ユーザ管理が専用コマンド(gsec)から SQL 文(CREATE USER など)へ移行した理由.MySQL,PostgreSQL のユーザ管理と比較して考える.
参考 Web ページ
- Firebird 公式サイト:https://firebirdsql.org/
- Firebird ダウンロードページ:https://firebirdsql.org/en/downloads/
- Firebird ドキュメント(Language Reference,Quick Start Guide など):https://firebirdsql.org/en/documentation/