Windows で Jirr のインストールとテスト実行
IRRLICHT は、C++で実装された3次元エンジンである。IRRLICHT は、画像(カラー、モノクロ)の描画、2次元グラフィックス、3次元グラフィックス、イベント処理(マウス、キーボード等)の機能を持つゲームエンジンである。画像ファイル読み書きの機能や、スライダやボタンなどのGUI部品も提供している。Java から使用することで、データベースや Web との連携を容易に行うことができるため、Jirr と組み合わせて利用する。
前準備
Jirr インストールディレクトリ等を決めておくこと。このページでは Jirr インストールディレクトリを次のように設定する。
- Jirr インストールディレクトリ: C:\Program Files\JIRR\1.4.2
実行に必要な jar ファイル、dll ファイル等が入るディレクトリ
前もって、DirectX 再配布パッケージをインストールしておくこと。
Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール
Eclipse Temurin(Adoptium)のインストールを行い、Javaのプログラムをコンパイル・実行する環境を整える。扱う環境は、Windows搭載パソコンである。現時点(2026年6月)での最新LTS版である Java 25(Temurin 25 JDK)を推奨する。
[Windows での Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール手順を見るには、ここをクリック]
Windows での Java 25(Temurin 25 JDK) のインストール
以下のいずれかの方法で Java 25(Temurin 25 JDK)をインストールする。JDKがインストール済みの場合、この手順は不要である。
方法 1:winget によるインストール
【インストールコマンドの実行方法】
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する(手順:Windowsキーまたはスタートメニュー → cmd と入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。そして、コマンド全体をコマンドプロンプトにコピー&ペーストする。
Temurin の Windows インストーラー(.msi)は、ユーザー単位ではなくマシン単位でインストールされる(1台に1つのインストール)。そのため、システム全体(全ユーザー向け)にインストールするには管理者権限が必要である。インストール完了後、コマンドプロンプトを再起動するとPATHが反映される。
REM Java 25(Temurin 25 JDK) をインストール(PATH と JAVA_HOME を更新)
winget install --id EclipseAdoptium.Temurin.25.JDK -e --silent --accept-source-agreements --accept-package-agreements --override "ADDLOCAL=FeatureMain,FeatureEnvironment,FeatureJarFileRunWith,FeatureJavaHome INSTALLDIR=\"C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-25\" /quiet"
上記の --override 内の指定の意味は次のとおりである。FeatureEnvironment はPATH環境変数の更新、FeatureJavaHome は JAVA_HOME 環境変数の更新、FeatureJarFileRunWith は .jar ファイルとJavaアプリケーションの関連付けである。INSTALLDIR はインストール先フォルダの指定である。
方法 2:インストーラーによるインストール
- Adoptium公式サイト(https://adoptium.net/temurin/releases/)にアクセスし、Version として「25 - LTS」、Operating System として「Windows」を選び、
.msi形式のWindows用インストーラーをダウンロードする。 - ダウンロードした
.msiファイルを実行し、インストールプログラムを起動する。 - ライセンス条項を確認し、同意できる場合はチェックを入れて次へ進む。
- 「Installation Scope」画面では「Install for all users of this machine」を選ぶ
- 「Custom Setup(カスタムセットアップ)」画面で、インストールする機能を選択する。既定では「Add to PATH(PATH環境変数への追加)」と「Associate .jar」(.jarファイルの関連付け)が有効になっている。さらに、ツリー内でバツ印(×)が付いている「Set JAVA_HOME variable(JAVA_HOME環境変数の更新)」をクリックして有効に変更することを推奨する。これらを有効にしないと、コマンドプロンプトから
javaコマンドを実行できなかったり、開発ツールがJDKを見つけられなかったりする。 - 「次へ (Next)」をクリックし、続いて「インストール (Install)」をクリックしてインストールを開始する。完了後「Finish」で閉じる。
インストールの確認
コマンドプロンプトで以下を実行する。
java --version
バージョン番号(例:openjdk 25.x.x)が表示されればインストール成功である。「'java' は、内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません。」と表示される場合は、インストールが正常に完了していないか、PATHが反映されていない(コマンドプロンプトを再起動して再度確認する)。
あわせて、コンパイラと JAVA_HOME も確認しておくとよい。
javac --version
echo %JAVA_HOME%
インストール手順
- JIRR の Web ページを開く
- 「View all files」をクリック
![[image]](2.png)
- 「jirr_bin」をクリックして展開
![[image]](25.png)
- 「1.4.2」をクリックして展開
![[image]](26.png)
- 「jirr_1_4_2.ZIP」をクリック。ダウンロードが始まる。
- 決めておいた「Jirr インストールディレクトリ」C:\Program Files\JIRR\1.4.2 で解凍
(オプション) DirectX
Jirr が正常に動作しない場合、DirectX ランタイムをインストールすることで解決することがある。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=35
環境設定と起動チェック
必ず行うべき環境設定
- CLASSPATH 環境変数
;C:\Program Files\JIRR\1.4.2\lib\jirr142.jar
を追加 - PATH 環境変数
;C:\Program Files\JIRR\1.4.2\bin
を追加
C:\Program Files\JIRR\1.4.2\bin ディレクトリの下にある 01.HelloWorld.bat などを実行すると、新しいウィンドウが開き、3次元グラフィックスが表示される。
![[image]](5.png)