さまざまなLinuxディストリビューションのインストール(目次)
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エンタープライズ向け Oracle Linux のセットアップ
Oracle Linux は,Red Hat Enterprise Linux とバイナリ互換のディストリビューションである. ダウンロードと利用は無償であり,有償のサポート契約を任意に追加できる. カーネルは,Red Hat Enterprise Linux 互換のカーネルと, Oracle が独自に構成した UEK (Unbreakable Enterprise Kernel) のいずれかを選択して起動できる.
新規に導入する場合は,最新版の Oracle Linux 10 を選ぶ. Oracle Linux 10 は x86_64 と aarch64 に対応し, 2025 年 12 月に更新版の 10.1 が提供されている. Premier Support は 2032 年 6 月まで,Extended Support は 2035 年 6 月までである.
インストールイメージ(ISO)の入手先: https://yum.oracle.com/oracle-linux-isos.html
ドキュメント: https://docs.oracle.com/en/operating-systems/oracle-linux/10/
インストーラは Red Hat Enterprise Linux 系と共通の Anaconda であり, 言語の選択,インストール先ディスクの選択,root パスワードと初期ユーザの設定を行ってインストールを開始する.
セキュリティ検査用途の Kali Linux の導入
Kali Linux は,セキュリティ検査用のツールをまとめた Debian ベースのディストリビューションである. ローリングリリース方式であり,年に数回,イメージが更新される.
提供されているイメージは次の通りである. Live イメージは USB メモリから起動し,インストールせずに動作を確認できる. Installer イメージはディスクへインストールして使用する. 仮想マシン用イメージは VMware,VirtualBox,Hyper-V 用にあらかじめ構成されており, ホスト環境に影響を与えずに試すことができる.
Kali Linux の Web ページ: https://www.kali.org/get-kali/
Kali Linux に含まれるツールは,自身が管理する機器,または検査の許諾を得た機器に対してのみ使用する. 権限のない機器への接続や検査は,不正アクセス禁止法などに抵触する.
エンタープライズ向けディストリビューションの選択肢
Red Hat Enterprise Linux 互換のディストリビューションには,Oracle Linux のほかに次のものがある. いずれも無償で入手でき,サポート期間が長い点が特徴である.
| ディストリビューション | 最新のメジャーバージョン | サポート期限 | Web ページ |
| Oracle Linux | 10 | Extended Support は 2035 年 6 月まで | https://www.oracle.com/linux/ |
| AlmaLinux | 10 | セキュリティ更新は 2035 年 5 月まで | https://almalinux.org/ |
| Rocky Linux | 10 | 2035 年 5 月まで | https://rockylinux.org/ |
| Ubuntu LTS | 26.04 LTS | 2031 年 4 月まで(Debian 系) | https://ubuntu.com/ |