Ubuntu から Raspberry Pi OS(Raspbian)システムにリモート接続

Ubuntu のパソコンから、ネットワーク経由で Raspberry Pi にログインし、コマンド操作および X 転送による GUI アプリケーションの表示を行う手順を示す。Raspbian は 2020 年に Raspberry Pi OS に名称変更されている。

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事前の準備(Raspberry Pi 側)

  1. ユーザ名とパスワードを確認する

    2022 年 4 月以降の Raspberry Pi OS では、pi というユーザとパスワード raspberry はあらかじめ用意されていない。SD カードの書き込みに用いる Raspberry Pi Imager の「OS カスタマイズ」で設定したユーザ名とパスワード、または初回起動時のセットアップ画面で設定したユーザ名とパスワードを使用する。

  2. SSH サーバを有効にする

    Raspberry Pi OS では SSH サーバは初期状態で無効である。Raspberry Pi Imager の「OS カスタマイズ」で SSH を有効に設定するか、Raspberry Pi の画面上で次のコマンドを実行し、「Interface Options」→「SSH」を選び有効にする。

    sudo raspi-config
    
  3. ホスト名を確認する

    ホスト名の初期値は raspberrypi である。書き込み時や設定で変更した場合は、変更後のホスト名を使用する。ホスト名に .local を付けた名前(raspberrypi.local)での接続は mDNS による名前解決を利用しており、Ubuntu 側では標準で利用できる。名前で接続できない場合は、Raspberry Pi の IP アドレスを指定する。

Ubuntu からのリモートログイン

  1. Ubuntu で、ssh -X ユーザ名@raspberrypi.local を実行してリモートログインする

    -X は X 転送(X11 forwarding)のオプションであり、Raspberry Pi 上の GUI アプリケーションの画面を Ubuntu 側に表示するために指定する。次はユーザ名が pi の場合の実行例である。

    パスワードの入力時に、入力した文字が画面に表示されないのは正常動作である。

    ssh -X pi@raspberrypi.local
    
  2. 試しに lxterminal で端末を開いてみる

    lxterminal は Raspberry Pi OS のデスクトップ版に含まれる端末アプリケーションである。Ubuntu の画面上に端末のウィンドウが表示されれば、X 転送が動作している。

    lxterminal
    
  3. 確認できたら exit でログインを終了する。
    exit