Linux で libva のインストール(apt, dnf でインストール)

libva は,VA-API(Video Acceleration API)の実装であり,GPU の動画のデコード・エンコード支援機能をアプリケーションから利用するためのライブラリである.VA-API を実際に動作させるには,libva 本体に加えて,GPU に対応するドライバ(Intel GPU では intel-media-va-driver など,AMD/Intel の Mesa 系 GPU では mesa-va-drivers)が必要である.

ソフトウェア等の利用条件は,利用者自身で確認下さい.

前準備

Ubuntu のシステム更新

Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは, 端末で,次のコマンドを実行する。これは、パッケージ情報を最新の状態に保ち、インストール済みのパッケージをセキュリティアップデートやバグ修正を含めて更新するためである。

Ubuntu のインストールはこちらの別ページで説明する。
# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
# インストール済みのパッケージを包括的に更新 (依存関係も考慮)
sudo apt full-upgrade
# カーネル更新等で実際に再起動が必要な場合のみ実行を推奨
# sudo shutdown -r now

libva, vainfo のインストール(Ubuntu 上)

端末で,次のコマンドを実行する.

パッケージ名は libva ではなく,ランタイムが libva2,開発用ヘッダが libva-dev,動作確認用コマンドが vainfo である.

# ランタイム,X11/DRM 用ランタイム,開発用ファイル
sudo apt -y install libva2 libva-drm2 libva-x11-2 libva-wayland2 libva-dev
# 動作確認用コマンド vainfo
sudo apt -y install vainfo
# GPU に対応するドライバ(Intel GPU の場合)
sudo apt -y install intel-media-va-driver
# GPU に対応するドライバ(Mesa 系 GPU の場合)
sudo apt -y install mesa-va-drivers

libva, vainfo のインストール(RHEL 系 Linux 上)

AlmaLinux,Rocky Linux,Fedora などでは,dnf を用いる.端末で,次のコマンドを実行する.

sudo dnf -y install libva libva-devel libva-utils
# Mesa 系 GPU 用ドライバ
sudo dnf -y install mesa-va-drivers

動作確認

端末で,次のコマンドを実行する.VA-API のバージョンと,利用可能なプロファイル(H.264,HEVC,VP9,AV1 などのデコード・エンコード対応状況)が表示される.

vainfo

プロファイルが表示されない場合や初期化に失敗する場合は,GPU に対応するドライバが導入されているか,実行ユーザが video グループおよび render グループに所属しているかを確認する.グループへの追加は次のコマンドで行い,反映にはログインし直す.

sudo usermod -aG video,render $USER