Linux で libv4l (video for Linux) ,cheese,tvtime のインストール(Ubuntu 上)
Ubuntu で libv4l(Video4Linux 用のライブラリ群),v4l-utils(コマンドライン用ユーティリティ),cheese(ウェブカメラ用アプリケーション),tvtime(アナログテレビ表示アプリケーション)をインストールする.
Video4Linux2 (V4L2) は,Linux カーネルが提供する映像入力デバイス用の API である.ウェブカメラや USB ビデオキャプチャ装置は /dev/video0 などのデバイスファイルとして扱われる.libv4l は,デバイスごとに異なるピクセルフォーマットの変換などを行う抽象化層を提供する.
ライセンスは,tvtime と cheese が GPL,libv4l が LGPL(一部 GPL)である.
前準備
Ubuntu のシステム更新
Ubuntu で OS のシステム更新を行うときは, 端末で,次のコマンドを実行する。これは、パッケージ情報を最新の状態に保ち、インストール済みのパッケージをセキュリティアップデートやバグ修正を含めて更新するためである。
# パッケージリストの情報を更新
sudo apt update
# インストール済みのパッケージを包括的に更新 (依存関係も考慮)
sudo apt full-upgrade
# カーネル更新等で実際に再起動が必要な場合のみ実行を推奨
# sudo shutdown -r now
libv4l (video for Linux), cheese, tvtime のインストール(Ubuntu 上)
端末で,次のコマンドを実行する.
sudo apt update
sudo apt -y install ir-keytable libv4l-dev v4l-utils qv4l2 tvtime cheese
各パッケージの役割は次の通りである.
- libv4l-dev: libv4l の開発用ファイル.実行時に必要な共有ライブラリ(Ubuntu 24.04 LTS では
libv4l-0t64,それ以前はlibv4l-0)は依存関係として同時に導入される. - v4l-utils:
v4l2-ctl(デバイスの情報表示や制御),v4l2-compliance(ドライバの適合性検査)などのコマンドライン用ユーティリティ. - qv4l2: V4L2 デバイスの各種制御を GUI で操作するアプリケーション.
- tvtime: アナログテレビチューナカードやビデオキャプチャ装置の映像を表示するアプリケーション.動作にはアナログ映像入力を持つ装置が必要である.
- cheese: ウェブカメラの映像表示と静止画・動画の撮影を行うアプリケーション.
- ir-keytable: 赤外線リモコン受信部(多くのテレビチューナカードに搭載)のキーマップを設定するユーティリティ.
cheese は開発が終了しており,Ubuntu 24.04 LTS 以降では既定のカメラアプリケーションが GNOME Snapshot に変更されている(Ubuntu 26.04 では cheese パッケージが提供されない).GNOME Snapshot を使う場合は,端末で,次のコマンドを実行する.
sudo apt update
sudo apt -y install gnome-snapshot
接続されたビデオデバイスの確認
端末で,次のコマンドを実行する.認識されているデバイスファイル(/dev/video0 など)と,対応するピクセルフォーマットや解像度が表示される.
v4l2-ctl --list-devices
v4l2-ctl --list-formats-ext
Ubuntu で cheese を使ってみる
cheese を起動する.端末で,次のコマンドを実行する.
cheese
次のような画面が表示される(ビデオカメラで撮影されたものがそのまま表示される).