Visual Studio Code で Python プログラミング(Windows 上)
【概要】
Visual Studio Code を用いた Python プログラミングについて説明する。Python 拡張機能によるプログラムの実行、Python Indent 拡張機能による自動インデント、Pylance によるコードアシストを扱う。
【その他情報】
謝辞: Visual Studio Code の作者に感謝します。
【目次】
- 前準備
- Python プログラムの実行(Python 拡張機能を使用)
- Python プログラムの自動インデント(Python Indent 拡張機能を使用)
- Python プログラムのコードアシスト(Pylance を使用)
【関連する外部ページ】
- Python 拡張機能: https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-python.python
- Python Indent 拡張機能: https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=KevinRose.vsc-python-indent
- Pylance 拡張機能: https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-python.vscode-pylance
- Python の公式ページ: https://www.python.org/
【サイト内の関連情報】
前準備
Visual Studio Code のインストールと日本語化
- Windows での Visual Studio Code のインストールと日本語化: 別ページ »で説明
WSL 2 のインストール
Windows の WSL 2(Windows 上で Linux を動かす仕組み)を使いたいときはインストールする。
Python 3.12 のインストール、pip と setuptools の更新、Python 開発環境
【Python の使い方】Python、pip は、次のコマンドで起動できる。
【Python のインストール、pip と setuptools の更新】
- Windows: python、python -m pip(または py -3.12、py -3.12 -m pip のようにバージョンを指定する)
- Ubuntu: python3、sudo pip3
ただし、パッケージを入れる前に、「apt-cache search <キーワード>」で Ubuntu パッケージを検索し、Ubuntu パッケージが見つかった場合には、そちらを apt でインストールする。近年の Ubuntu では、システムの Python 環境に pip で直接インストールしようとすると externally-managed-environment というエラーになる(PEP 668 による制限)ため、apt を優先する。
開発環境や Python コンソール(Jupyter Qt Console、Spyder、PyCharm、PyScripter など)の利用も便利である。
Python の公式ページ: https://www.python.org/
- Windows での Python 3.12 のインストール、pip と setuptools の更新: 別ページ »で説明(あとのトラブルが起きにくいような手順を定めている)
- Ubuntu の場合:
システム Python を使うことができる(システム Python を使う場合、Python のインストールは行わない)。
システム Python を用いるときは、pip、setuptools の更新を次のコマンドで行う。
# パッケージリストの情報を更新 sudo apt update sudo apt -y install python3-pip python3-setuptoolsUbuntu で、システム Python 以外の Python をインストールしたい場合は pyenv が便利である: 別ページ »で説明
Python プログラムの実行(Python 拡張機能を使用)
Python 拡張機能のインストール
- 拡張機能をインストールしたいので、「表示 (View)」→「拡張機能 (Extensions)」と操作する。
- 検索窓で「python」と入れると、Microsoft が提供する「Python」が表示されるので、「インストール」をクリックする。
Python プログラムの実行
- メニューで「ファイル (File)」→「新規ファイル (New File)」と操作する。
- 新しいエディタ画面(中身は空)が開くので確認する。
- 試しに、エディタ画面で、次の Python プログラムを入れる。
print("Hello, World!")
- ファイルとして保存する。
メニューで「ファイル (File)」→「保存 (Save)」と操作する。
- ファイル名を指定する。
ファイル名は何でもよいが、日本語などの全角文字は避ける。種類は「Python」にする。拡張子は「.py」になるので、システムは Python プログラムであると認識できるようになる。
- 実行ボタンで実行できる。
- システムに複数の Python をインストールしていて、使用する Python を変えたいときは、右下のステータスバーを操作して変えることができる。
Python プログラムの自動インデント(Python Indent 拡張機能を使用)
URL: https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=KevinRose.vsc-python-indent
Python Indent 拡張機能のインストール
- 拡張機能をインストールしたいので、「表示 (View)」→「拡張機能 (Extensions)」と操作する。
- 検索窓で「python indent」と入れると、「Python Indent」が表示されるので、「インストール」をクリックする。
Python プログラムの自動インデント
- このあとのプログラムでは NumPy を使うので、あらかじめインストールしておく。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する (手順:Windowsキーまたはスタートメニュー →
cmdと入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。python -m pip install -U --no-user numpy - メニューで「ファイル (File)」→「新規ファイル (New File)」と操作する。
- 新しいエディタ画面(中身は空)が開くので確認する。
- 空であるが、いったんファイルとして保存する。
メニューで「ファイル (File)」→「保存 (Save)」と操作する。
- ファイル名を指定する。
ファイル名は何でもよいが、日本語などの全角文字は避ける。拡張子は「.py」にする。
- 試しに、エディタ画面で、次の Python プログラムを入れる。
字下げは自動で設定される。「"」や「)」も自動で挿入される。
import numpy as np a = np.random.rand() if a < 0.5: print("You Win") else: print("You Lose")
- 実行ボタンで実行できる。
Python プログラムのコードアシスト(Pylance を使用)
URL: https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-python.vscode-pylance
Pylance は、Microsoft が提供する Python 用の言語サーバであり、コード補完、関数の引数情報の表示、型情報の表示などのコードアシスト機能(IntelliSense)を担う。Pylance は Python 拡張機能とともに導入されるため、通常は追加の操作なしで利用できる。
Pylance の確認
- 「表示 (View)」→「拡張機能 (Extensions)」と操作する。
- 検索窓で「pylance」と入れて、Microsoft が提供する「Pylance」がインストール済みであることを確認する。インストールされていない場合は「インストール」をクリックする。
Python プログラムのコードアシスト
- このあとのプログラムでは NumPy を使うので、あらかじめインストールしておく。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する (手順:Windowsキーまたはスタートメニュー →
cmdと入力 → 右クリック → 「管理者として実行」)。python -m pip install -U --no-user numpy - メニューで「ファイル (File)」→「新規ファイル (New File)」と操作する。
- 新しいエディタ画面(中身は空)が開くので確認する。
- 空であるが、いったんファイルとして保存する。
メニューで「ファイル (File)」→「保存 (Save)」と操作する。
- ファイル名を指定する。
ファイル名は何でもよいが、日本語などの全角文字は避ける。拡張子は「.py」にする。
- 試しに、エディタ画面で、次の Python プログラムを入れる。入力の途中で、コードアシストの候補が表示される。
import numpy as np a = np.random.rand() if a < 0.5: print("You Win") else: print("You Lose")
- 実行ボタンで実行できる。