VcXsrv のインストール(Windows 上)

Windows での,VcXsrv のインストール手順を説明する.VcXsrv は,Windows で動く X サーバソフトウェアである.リモートの UNIX/Linux マシンで動作する GUI アプリケーションの画面を,手元の Windows 上に表示・操作するために使用する.

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注意: VcXsrv の開発は,SourceForge から GitHub の marchaesen/vcxsrv に移行している.SourceForge には古い版しか置かれていないことがあるため,新しい版は GitHub のリリースページから入手する.(この記事の執筆時点での最新版は 21.1.16.1 である.)

補足: Windows 11(および Windows 10 バージョン 21H2 以降)では,Windows Subsystem for Linux (WSL) の標準機能である WSLg により,X サーバソフトウェアを別途インストールしなくても Linux の GUI アプリケーションを表示できる.WSL の GUI アプリのみを扱う場合は,VcXsrv は不要である.

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インストール手順

  1. VcXsrv のリリースページを開く

    https://github.com/marchaesen/vcxsrv/releases

  2. 最新版の「Assets」の中から,64ビット版のインストーラ(ファイル名は vcxsrv-64.<バージョン>.installer.exe の形)をクリックしてダウンロードする.
  3. .exe ファイルのダウンロードが始まるので確認する
  4. ダウンロードした .exe ファイルを実行する.

    「WindowsによってPCが保護されました」と表示された場合は,「詳細情報」をクリックし,発行元を確認したうえで「実行」をクリックする.

  5. インストールするコンポーネントの選択は,既定(デフォルト)のままでよい.「Next」をクリックする.
  6. インストールディレクトリ(フォルダ)は,既定(デフォルト)のままでよい.「Install」をクリックする.

    既定のインストールディレクトリは C:\Program Files\VcXsrv である.

  7. インストールが始まるので確認する.
  8. インストールの終了を確認する.「Close」をクリックする.

試しに起動してみる

  1. Windows のスタートメニューで「XLaunch」を起動する
  2. 表示モードを選び,「次へ(Next)」をクリックする

    Multiple windows」(各 X アプリケーションが個別の Windows ウィンドウとして表示される)が一般的である.「Display number」は 0 のままとする.

  3. クライアントの起動方法を選び,「次へ(Next)」をクリックする

    X サーバだけを起動しておき,後から SSH クライアントなどで接続する場合は「Start no client」を選ぶ.

  4. 追加設定を行い,「次へ(Next)」をクリックする

    既定(デフォルト)のままでよい.なお,WSL2 や他のマシンからの接続が拒否される場合は「Disable access control」にチェックを入れる方法があるが,ネットワーク上の他のマシンからの接続も許可されることになるため,必要な場合に限り使用すること.

  5. 設定を保存したい場合は,「Save configuration」をクリックする. 「完了(Finish)」をクリックする
  6. Windows Defender ファイアウォールの警告が表示された場合は,利用するネットワークを選んで「アクセスを許可する」をクリックする.(SSH の X11 転送のみを使う場合は許可しなくてもよい.)
  7. 起動の確認: X サーバはバックグラウンドで動作するため,起動してもウィンドウは表示されない.Windows のタスクトレイ(通知領域)に VcXsrv のアイコンが表示されていることを確認する.
  8. 動作の確認: Windows のコマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行する.VcXsrv に同梱されている X アプリケーション(電卓)が起動する.
    "C:\Program Files\VcXsrv\xcalc.exe" -display localhost:0.0
    

    電卓のウィンドウが画面に表示されれば,X サーバは正常に動作している.確認できたらウィンドウを閉じる.