目次
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まとめページ(サイト内)
Windows ソフトウエアのインストールと設定
Windows パソコンで,「PC」を開きたいときは,検索窓で「PC」と入れて,開くことができる.
7-Zip は,Windows で動くソフトウエア.ファイルの圧縮や展開の機能を持つ.
7-Zip のページ: https://sevenzip.osdn.jp/
Windows での 7-Zip のインストール手順: Windows での 7-Zip のインストールには,複数の方法がある.次のいずれかによりインストールできる.
winget をインストールしたのち,コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install 7zip」を実行.
その後,システム環境変数 Pathに,C:\Program Files\7-Zip を追加することにより,パスを通す.
管理者として実行した コマンドプロンプトで,次のコマンドを実行.
call powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";C:\Program Files\7-Zip\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
詳しくは: 別ページで説明している.
いずれの場合でも,c:\Program Files\7-Zip の下にインストールされる.
Windows ではファイル名の長さが制限されている.このことで,ファイルの展開(解凍)がうまく動かない上に,警告メッセージ等も出ないという場合がある.
Windows 10 でのファイル名の長さ制限は次の通りである.
Ubuntu でのファイルの展開(解凍)
Ubuntu の場合, ZIP 形式ファイルの展開(解凍)のためのソフトとしては「7z」あるいは「unzip」などがある.
Windows でのファイル検索はEverythingなどのソフトウエアがある.
Everything の URL: http://www.voidtools.com/
Ubuntu でのファイル検索は find コマンドが便利である
find . -name "*.blend" -print
Windows での文字コード変換ソフトウエアには,charsetConverter などがある.
フリーソフトウエアは,一定の条件下で無料で利用可能である. それぞれの使用条件は,利用者自身で必ず確認し,使用条件を守ること. その場合,うまくインストールできない,うまく動かない場合にも,自分の責任で対処すること.
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「テキストエディタ」はテキストファイルを編集する機能を持ったソフトウエア.
Windows には,「メモ帳 (notepad)」や,「ワードパッド (wordpad)」などのテキストエディタが備わっている. その他,Windows で使えるエディタとしては Notepad++やVisual Studio Code など多数ある.
Visual Studio Code の URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/dev/products/code-vs.aspx
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cat ファイル表示 ls ファイル名表示 cp ファイルコピー mv ファイルの移動,ファイル名の変更 rm ファイル削除 cd カレントディレクトリの移動 pwd カレントディレクトリの表示 which コマンドのフルパス表示
ps プロセス表示 df ディスク情報の表示 sudo 管理者権限でコマンドを実行 passwd パスワードの変更 shutdown システムのシャットダウン uname -a カーネルのバージョンなどの表示
apt install パッケージのインストール apt-get search パッケージの検索 dpkg -L インストール済みパッケージの中身の表示 dpkg -l インストール済みパッケージの表示
ip neigh APRテーブルの表示 ip -s addr IPアドレスの表示 ip -s link ネットワークデバイスの使用状況 ping パケットを送り,応答を調べる ss ソケットの状態表示
lsusb USBデバイスの一覧表示 lcpci PCIデバイスの一覧表示 lshw ハードウエア情報の表示
「端末」というとき,正確には,端末の機材を使う場合と,端末のソフトウエア(端末の機材相当の機能を持つので,「端末エミュレータ」ともいったりする)を使う場合がある. 端末のソフトウエアとしては,Windows の場合,コマンドプロンプト (Command Prompt) などがある. 端末の画面には,シェルのプロンプトが表示され,シェルのコマンドを入れることができる.そして,コマンドの結果を確認することができる
Windows のコマンドプロンプト
Ubuntu での端末ソフトウエアの例
Windows の環境変数は「PC」のプロパティで設定する
Windows で,環境変数の設定を行うには,マイコンピュータを右クリック → プロパティ→ 詳細設定 → 環境変数をクリック
環境変数 PATH を設定することにより,ディレクトリ(複数可)を,シェルでのコマンド実行時の検索対象に含めるように設定すること.
Windows では,「PC」 → 「プロパティ」 → 「詳細設定」 → 「環境変数」のように操作して, 環境変数の設定画面を出す.
Windows で,レジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem@LongPathsEnabled の値を 1 に設定
Windows のコマンドプロンプトは,「ファイル名を指定して実行」で「cmd.exe」で起動できる. Windows のスタートメニューを使っても起動できる.
Windows 10 で,「ファイル名を指定して実行」したいときは,左下の「Windows で検索」をクリックした後で,「cmd.exe」のように検索キーワードを入れる.
bash シェルは Linux で広く使われているシェルである.
bash シェルは,Linux コマンドの実行に便利である.
ヒアドキュメントは,シェルで,文字列の開始と終了を,区切りを示す文字列で囲んだもの.
下の bash コマンドでは,文字列を「COMMAND」で囲んでいる.ヒアドキュメントは,複数行にわたる1つの文字列をシェルで扱うときに便利.
#!/bin/bash cat > /tmp/1 <<-COMMAND hoge hoge2 hoge3 COMMAND
sudo は,コマンドを管理者の権限で実行するためのコマンド.
Linux のシェルでは,使用するメモリ量,コアダンプサイズ,同時にオープンできるファイル数などを制限できる機能がある. 解除するには ulimit コマンドを用いる.
ulimit -c unlimited
bash シェルでのヒアドキュメントの例を次に示す
#!/bin/bash
rm /tmp/hoge.py
cat > /tmp/hoge.py <<-BPY
import bpy
import os
bpy.ops.render.render()
bpy.data.images['Render Result'].save_render(filepath = '/tmp/image.png')
BPY
blender -b --python hoge.py
オペレーティングシステムに,システム管理者 (root) でログインし,そのシェルを使いはじめること.
Windows 11 で,Windows Terminal を管理者として実行するしたいときは,検索窓で「Windows Terminal」あるいは「Terminal」を入れ,メニューで「管理者として実行する」を選ぶ.
Windows で,コマンドプロンプトを管理者として実行するしたいときは,メニューを使って,つぎのように操作する
あるいは,Windows のコマンドプロンプトで,次のコマンドを実行する
powershell start-process cmd.exe -verb runas
Linuxのときは,シェルを管理者として実行するすることはなるべく避けて,個々のコマンドに「sudo」を付ける
SQLite 3(SQLite バージョン 3) は,リレーショナルデータベース管理システム.次の特徴を持つ.
SQLite 3の起動は「sqlite3コマンド」で行う.
※ パスが通っていないときは, Windowsなら「sqlite3.exe」,Ubuntuなら「sqlite」という名前のファイルを検索して実行する.
Windows での動作画面例
Ubuntu での動作画面例
SQLite はリレーショナル・データベース管理システム.
詳しくは: SQLite 3の項で説明している.
CSV ファイルとは,カンマで区切られたテキストファイルのこと. 実は,CSV ファイルにもいろいろ種類があるが,例えば,表計算ソフト Excel の CSV ファイルは次のようになっている.
りんご,150,4,200,12月30日に購入した みかん,30,2,60,"25円のものを買う予定だったが,売り切れだった"
このデータは2行のテキストファイルであって,各行が5つのデータを含んでいる. Excel の CSV ファイルから次のことが分かる.
MobaXterm Personal版は,ターミナル mobaxterm と シェル busybox とcygwin (各種コマンド)の詰め合わせである.ターミナルが便利.Xサーバ,ssh, sftp, mosh なども同封されており,リモート接続したいときに便利.
利用例
Windows での MobaXTerm のインストール: 別ページで説明している.
安全面の強化のため SSH の公開鍵,秘密鍵を使って SSH サーバを運用することが多い. その設定手順は,別ページで説明している.
これは,リモート接続してコマンドを実行したとき,リモート接続を閉じても,コマンドの実行が継続するようにするため.
実行したいコマンド ctrl + Z (同時押し) jobs -l bg %<jobs -l で調べた番号> disown %<jobs -l で調べた番号>
リモート接続しているときなどに,終了まで時間がかかるコマンドを実行開始し,リモート接続を終了したいことがある。
次のように実行
at now 実行したいコマンド ctrl + D (同時押し)
実行できているかは,atq, ps -augx で確認。
フォトグラメトリ (Photogrammetry) は写真測量のこと。
Meshroom は フォトグラメトリ のソフトウエア.GUI を用いて簡単に行えるソフトウエア.動作画面の一部は次の通り.カメラの撮影位置と,オブジェクトの3次元形状が表示されている.
meshroom の URL (ここから Meshroom をダウンロード可能): https://alicevision.org/
SfM (Structure of Motion) は,あるオブジェクト類(動かないもの)を複数の視点から撮影した画像に対して次の処理を行う。
OpenMVG などのソフトウエアがある. Ubuntu での OpenMVG のインストールは 別ページで説明している。
MVS (Multi-view Stereo) は,あるオブジェクト類(動かないもの)を複数の視点から撮影した画像に対して次の処理を行う。
OpenMVS などのソフトウエアがある. Ubuntu での OpenMVS のインストールは 別ページで説明している。
別ページ に Python の機能などをまとめている.
Python プログラムのソースコードを実行するためのソフトウエアのこと
Windows, Ubuntu での Python 起動コマンドについて:別ページ で説明している.
オンラインで,Web ブラウザを用いて,ノートブックの形式で,Python ソースコードの編集や実行などができる.
Google Colaboratory の利用により次のことができる.
Google Colaboratory は,オンラインで使用する. Google Colaboratory の使用には,Google アカウントの取得が必要.
詳しくは: 別ページで説明している.
Python の URL: http://www.python.org/
インストールの要点
Windows で,ユーザ名が日本語のとき,あとでトラブルが発生するかもしれない. トラブルの回避策として, Python をシステム管理者の領域にインストール(パソコンの全ユーザの共有領域)する手順をここで説明する.
TensorFlow を使う予定がある場合は,https://pypi.org/project/tensorflow-gpu/#filesで,必要な Python のバージョンを確認しておく. 2022/2 時点では,TensorFlow バージョン 2.8 が動くのは,Python 3.10 または Python 3.9 または Python 3.8 または Python 3.7 (https://pypi.org/project/tensorflow/2.8/#files)
Python 3.9 のインストール(Windows 上)のページ: https://www.kkaneko.jp/tools/win/python.html
YouTube 動画: https://www.youtube.com/watch?v=2MlVmx-yLM8
詳しくは: 別ページで説明している.
Ubuntu をインストールすると,Ubuntu のシステム Python も同時にインストールされる.
詳しくは: 別ページで説明している.
別ページ に Python の機能などをまとめている.
Python, pip, Python 開発環境の起動コマンドのまとめ.
Windows では,python, pip, Jupyter Qt Console, Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook), Jupyter Lab, Nteract, spyder は,次のコマンドで起動できる.
Windows で複数の Python をインストールしているときは,環境変数 Path で先頭の Python が使用される.
Windows の Python ランチャーでバージョン指定
Ubuntu では,python, pip, Jupyter Qt Console, Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook), Jupyter Lab, Nteract, spyder は,次のコマンドで起動できる.
Ubuntu では,「sudo pip3 install」でパッケージをインストールする前に,「apt-cache search <キーワード>」で Ubuntu のパッケージを検索し,Ubuntu パッケージが見つかった場合にはそちらを 「apt install <Ubuntu のパッケージ名>」でインストール.
Windows, Ubuntu での Python 開発環境,Python コンソール(Jupyter Qt Console, Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook), Jupyter Lab, Nteract, spyder)のインストール: 別ページで説明している.
Python プログラムを動かすために, Python のコマンド (python あるいは python3 を使う. あるいは, Python の開発環境や Python コンソール(Jupyter Qt Console,spyder,PyCharm,PyScripter など)の利用も便利である.
2to3 は,Python バージョン 2 用のソースコードを Python バージョン 3 用に変換するプログラム.次のように実行
2to3 -w .
Windows で 2to3 が動かないとき,環境変数 Path の設定により動くようになる.
システムの環境変数 PATH に,「C:\Program Files\Python\Python39\Tools\scripts」を加える.「C:\Program Files\Python\Python39」は,実際に Python をインストールしたディレクトリに読み替えること.
Windows で次のようにフルパスを書いて実行してもよい
python %LOCALAPPDATA%\Programs\Python\Python39\Tools\scripts\2to3.py -w .
Windows では, Python の 3.6.A,3.7.B, 3.8.C, 3.9.D のように,複数のバージョンの Python を同時にインストールできる.
但し,3.9.9 と 3.9.8 の同時インストールのようなことはできない(3.9.9 と3.8.5 の同時インストールのように,2桁目でバージョン番号が違うものを同時インストールできる).
Windows での複数の Python の同時インストールについて:別ページ で説明している.
Ubuntu で,システム Python 以外の Python をインストールするには pyenv の利用が便利である. pyenv は,Linux, MacOS で動く Python バージョン管理のツールである.
Ubuntu での Python のインストールについて:別ページ で説明している.
Python ランチャーについて: 別ページで説明している.
※ Anaconda3 に内蔵の Python を使いたいときは,「py」コマンドは使わない. パスを通すか,フルパスで指定するか,Anaconda Prompt を使う.
pyenv は,Linux, MacOS で動く Python バージョン管理のツールである.
Jupyter Qt Console は Python コンソールの機能を持ったソフトウエア.
Jupyter Qt Console について:別ページ で説明している.
Jupyter ノートブックは,Pythonなどのプログラムのソースコード,実行結果などを1つのノートとして残す機能をもったノートブック.
Jupyter ノートブック について:別ページ で説明している.
Jupyter Lab は Python プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウエア.
JupyterLab について:別ページ で説明している.
PyCharm は Python プログラム作成に関する種々の機能を持ったソフトウエア.
PyCharm について:別ページ で説明している.
すでに,Python をインストール済みの場合でも,Anaconda 3 と両立できる.
Anaconda 3 では pip を使わないこと(Anaconda Prommpt など). Anaconda3 は pip の使用を想定していない.
※ Windows のシステムの Python について,バージョンの違う Python を並列できる.バージョンの違う
Python コンソールについて:別ページ で説明している.
Blender に内蔵された Python のコンソールである.Blender で次の手順で開くことができる.
画面レイアウトとして「Scripting」を選ぶ. (元に戻すときは,画面レイアウトとして「Default」を選ぶ.)
Python には,さまざまなパッケージをインストールすることができる. virtualenv や venv の利用により,パッケージが違う複数の Python 環境を共存させることができる.
※ PyCharm で virtualenv の Python 環境を使いたいときは,File→ Settings→ Project→ Project Interpreter で,Python 環境内の python.exe を指定した後, File→ Settings→ Console→ Python Console でその python.exe を指定する。
venv は,Python の隔離された環境の作成が簡単にできる機能.
詳しい説明は: 別ページで説明している.
virtualenv, virtualenv-wrapper は,Python の隔離された環境の作成ができるソフトウエア
virtualenv-wrapper の使い方は次の通り
Windows で virtualenv, virtualenv wrapper をインストール する手順
python -m pip install -U pip setuptools python -m pip install -U setuptools python -m pip install -U virtualenv virtualenvwrapper-win
Windows で Python 3 のPython の隔離された環境を新規作成するときの操作例
mkvirtualenv py3
Windows で Python 3.6(旧バージョン)のPython の隔離された環境を新規作成するときの操作例
mkvirtualenv --python=%LOCALAPPDATA%\Programs\Python\Python36\python.exe py36
Windows で Python 2.7 のPython の隔離された環境を新規作成するときの操作例
mkvirutalenv --python="C:\Python27\python.exe" py27
pip は Python のパッケージマネージャ.
Windows での起動.
venvを使うときは,venv が定める activate.bat を実行した後に「pip」または「python -m pip」.
Ubuntu での起動.
pyenvを使うときは,「pyenv shell <バージョン>」のあとに「pip」または「python -m pip」.
venvを使うときは,venv が定める activate を実行した後に「pip」または「python -m pip」.
これは,Windows 用の非公式Pythonパッケージ。非公式なので,Pythonパッケージの扱いに慣れた人向け。
URL: https://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/
次のような操作になる.「pip」のところは,Ubuntu では,必要に応じて「pip3」に読み替えること
cd c:\pytools cd gym pip install -e .
必要に応じて,「pip install -e .」の代わりに,次のように操作する.
※ python setup ... にオプションを付けたいときは「 --set CMAKE_PREFIX_PATH="c:\dlib"」のように付け加える.
git clone https://github.com/openai/gym cd gym python setup.py build python setup.py install
Python の setup.py を用いて,wheel 形式の pip パッケージを作成したいとき
python -m pip install wheel python setup.py bdist_wheel
git clone https://github.com/openai/gym cd gym python setup.py build python setup.py install
Python の pip コマンドで,pillow をソースコードからビルドしている例
python -m pip install pillow==6 --global-option="build_ext" --global-option="--disable-jpeg" --global-option="--disable-zlib"
pillow のソースコードをダウンロードし,ビルドしている例
cd c:\pytools git clone https://github.com/python-pillow/Pillow cd Pillow python setup.py build_ext --disable-zlib --disable-jpeg install
Windows では,setup.py の実行前に,次のようなコマンドを実行し,環境変数などを設定できる場合がある.
set MSVC_VERSION=16 set CMAKE_GENERATOR=Visual Studio 16 2019 set PREBUILD_COMMAND=vcvarsall.bat set PREBUILD_COMMAND_ARGS=x64 # call "vcvarsall.bat" x64 -vcvars_ver=14.11
「spyder」は,Python の開発環境.
※ spyder は,Anaconda3 に同封されている. ラズベリーパイの場合は Anaconda が無いが,次のコマンドで spyder をインストールすることができる.
sudo apt install python3-spyder sudo apt install spyder3
Windows では,スタートメニューの「Anaconda3 (64-bit)」の下に「Spyder」があるので,これを使って実行するのが簡単.
spyder の右下の画面は,既定(デフォルト)で,IPython シェルのコンソールになっている.
Ubuntu では「spyder」で実行
spyder の右下の画面は,既定(デフォルト)で,IPython シェルのコンソールになっている.
Anaconda3 は,Continuum Analytics 社が提供している Python バージョン 3 の言語処理系,開発 環境やツール,管理ツールである conda,主要な Python パッケージを1つにまとめたソフトウ エアである.次のアプリケーションも同封されている.
conda は Python のパッケージのインストール,各種ソフトウエアのインストール,新しい Python 環境の作成等を行えるソフトウエア
このサイトでは,システムの環境変数 PATHの先頭部分に,次の5つが設定されているものとして,説明している.
C:\ProgramData\Anaconda3 C:\ProgramData\Anaconda3\Library\mingw-w64\bin C:\ProgramData\Anaconda3\Library\usr\bin C:\ProgramData\Anaconda3\Library\bin C:\ProgramData\Anaconda3\Scripts
「Anaconda プロンプト」は,Anaconda3 に同封されたコマンドプロンプトのソフトウエア. Windows のコマンドプロンプトとの違いは,CONDA関係の環境変数と,環境変数PYTHONIOENCODINGが自動設定されること.
Windows では,Anaconda プロンプト (Anaconda Prompt)は,Anaconda3 に同封されている.
Python にはバージョンがある. Python には,さまざまなパッケージをインストールすることができる. conda の利用により,バージョンが違ったり,パッケージが違ったりする複数の Python 環境を共存させることができる.
Windows では,Anaconda3 に同封の conda が便利.
conda create --name py35 python=3.5
Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある
Microsoft Visual Studio の C/C++ をコマンドで使いたいときは, Visual Studio の Native Tools コマンドプロンプトを使う.
起動方法
以下・Visual Studio Community 2019 vesion 16の場合で,起動法を説明する.
起動は,Windows のスタートメニューで「Visual Studio 2019」の下の「VS 2019用 x64 Native Tools コマンドプロンプト」」(あるいは類似名のもの)で起動する.
起動し,確認のため「where cl」を実行した画面を下に示す.
vcvarsall.bat による起動方法
※ あるいは,コマンドプロンプト を開くたびに,次のコマンドを実行するという方法もある.
vcvarsall.bat x64 あるいは vcvarsall.bat x86
vcvars64.bat, vcvars32.bat を使う方法もあるが,vcvarsall.bat の方が,場所を探しやすい印象があるので,そちらを使うことにする.
Visual Studio Community 2019 vesion 16.1の場合,vcvarsall.batの場所は次の通りである.
Visual Studio Community 2019 vesion 16.1のインストールで, Visual Studio 2015 のコマンドもインストールできる.
実際に,Windowsのコマンドプロンプトで vcvarsall.bat を使い,cl や nmake 使えるようになったか確認する手順は次の通りである.
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Community\VC\Auxiliary\Build\vcvarsall.bat" x64 where cl where nmake
"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 14.0\VC\vcvarsall.bat" x64 where cl where nmake
以上で確認できる通り,vcvarsall.bat は, cl や nmake などをコマンドを使えるように設定するためのものである.
なお,上記の結果が得られないときは Visual Studio のビルドツールがうまくインストールできていない. その場合は, 最新の Visual Studio Installer を起動して・ビルドツールを追加するという操作が良いだろう.
vcvarsall.bat x64 と vcvarsall.bat x86 の違いは, 64 ビットのプログラムを生成するか, 32 ビットのプログラムを生成するかの違いである. 特に問題が無い限り,x64 の方が良かろう.
Visual Studio のバージョン番号は次の通り.
Visual Studio 2013: vc12 Visual Studio 2015: vc14 Visual Studio 2017: vc15 Visual Studio 2019: vc16 Visual Studio 2022: vc17
Microsoft Visual Studio の C/C++ の 64ビット環境をシェルで使うには,次の 2つの方法がある.
Windows での C/C++ コンパイラには Visual Studio の C/C++, msys2 の C/C++ などがある
msys2 での hello.c のコンパイル操作例は次の通り.hello.exe という名前のファイルができる.
gcc -o hello.exe hello.c
デバッガを使いたい場合には,-g オプションを付ける.
gcc -g -o hello.exe hello.c
Cygwin でコンパイルしたプログラムを,Cygwin をインストールしていない他のソコンで使う場合には,-mno-cygwin オプションを付ける
gcc -mno-cygwin -o hello.exe hello.c
コンパイルしたプログラムについて,使用している DLL 名を表示させたい. objdump コマンドを使う.
objdump -p hello.exe | grep "DLL"
起動は,gdb <ファイル名>です.
gdb hello.exe
終了は,quit です.
quit
デバッガ gdb の機能
デバッグを行うソフトウエアとしては gdbなどがある. Visual Studio Code のプラグインには,デバッガとの連携機構を持つものがある. PyCharm は,Python プログラムのデバッグの機能を持つ.
デバッガには,ブレークポイント,ブレークポイントにおける変数値などの表示,ステップ実行の機能がある. ステップ実行の操作には,以下の通り,ステップイン,ステップオーバー,ステップアウト,続行の操作がある.
ライブラリは,さまざまなアプリケーションから 共有される機能をまとめたソフトウエアのこと。 アプリケーションと,ライブラリは,アプリケーションの実行時までにリンクされる。
JDK は Java プログラムの作成や動作に必要である。
【OpenJDK のインストール】
【Java のバージョンの確認】
Java のバージョンは,次のコマンドで確認できる。
java -version
【Windows での Java プログラムの実行】
Windows で,ファイル Main.java を編集し実行するために,次のコマンドを, コマンドプロンプトで実行する.
cd %LOCALAPPDATA% notepad Main.java javac -encoding UTF-8 Main.java java Main
Main.java として次の Java プログラムを実行すると,結果として「3.000000」が表示される.
class Ball { double x; double y; String color; public Ball(double x, double y, String color) { this.x = x; this.y = y; this.color = color; } public double dist() { return this.x + this.y; } } public class Main { public static void main(String[] args) { Ball a = new Ball(1, 2, "red"); Ball b = new Ball(3, 4, "green"); System.out.printf("%f", a.dist()); } }
【サイト内の Java 関連の資料】
git はバージョン管理のソフトウエア.Windows 版の git の1つ「git for Windows」には,MinGWが同封されている.
特定のバージョンのブランチをチェックアウトしたいときは,次のようにバージョン指定を行う.
git のページ: https://git-scm.com/
git clone https://github.com/open-mmlab/mmdetection.git cd mmdetection git checkout v2.14.0
Windows での git のインストールには,複数の方法がある.次のいずれかによりインストールできる.
winget をインストールしたのち,コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install Git」を実行
詳しくは: 別ページで説明している.
Ubuntu での git のインストールは, 端末で,次のコマンドを実行.
sudo apt -y update sudo apt -y install git
cmake は,ソフトウエアのソースコードからのビルドを簡単に行えるようにするためのソフトウエアである.
cmake のオプションは,Windows では cmake-gui コマンド,Ubuntu など linux 系では ccmake コマンドで確認できる.
cmake のダウンロードページ: https://cmake.org/download/
Windows での cmake のインストールには,複数の方法がある.次のいずれかによりインストールできる.
winget をインストールしたのち,コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install cmake」を実行.
その後,システム環境変数 Pathに,C:\Program Files\CMake\bin を追加することにより,パスを通す.
管理者として実行した コマンドプロンプトで,次のコマンドを実行.
call powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";C:\Program Files\CMake\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
詳しくは: 別ページで説明している.
Ubuntu では,端末で,次のコマンドを実行して,cmake をインストールする.
sudo apt -y update sudo apt -y install cmake cmake-curses-gui cmake-gui
cmake のジェネレータは,次のページに説明がある.
https://cmake.org/cmake/help/latest/manual/cmake-generators.7.html
Windows 10 で Visual Studio の C++を使うとき
Visual Studio 2022 64 ビット版を使うときは次の通り
rmdir /s /q build mkdir build cd build cmake -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 .. cmake --build . --config RELEASE
Visual Studio 2019 64 ビット版を使うときは次の通り
rmdir /s /q build mkdir build cd build cmake -G "Visual Studio 16 2019" -A x64 -T host=x64 .. cmake --build . --config RELEASE
Visual Studio 2017 64 ビット版を使うときは次の通り
rmdir /s /q build mkdir build cd build cmake -G "Visual Studio 15 2017 Win64" -T host=x64 .. cmake --build . --config RELEASE
Visual Studio 2015 64 ビット版を使うときは次の通り
rmdir /s /q build mkdir build cd build cmake -G "Visual Studio 14 2015 Win64" -T host=x64 .. cmake --build . --config RELEASE
nmake を使うときは次の通り
rmdir /s /q build mkdir build cd build cmake -G "NMake Makefiles" .. nmake
参考: Visual Studio のバージョン番号は次の通り.
Visual Studio 2013: vc12 Visual Studio 2015: vc14 Visual Studio 2017: vc15 Visual Studio 2019: vc16 Visual Studio 2022: vc17
古いバージョンの Visual Studio をアンインストールした場合, いくつかの情報などが残っている可能性があるが,次のコマンドで 消すことができる.
cd C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\Installer\resources\app\layout .\InstallCleanup.exe -full
cmake でビルドパスやソースパスを指定したいときは, 次のように指定する.
cmake -B <ビルドパス> -S <ソースパス>
msbuild の実行例は次の通り
msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /t:Rebuild /m msbuild hoge.sln /p:Configuration=Release /p:Platform="x64" /target:all /m
Ninja はビルドシステム.
curl の URL: https://curl.se/
Windows での Wget のインストールには,複数の方法がある.次のいずれかによりインストールできる.
winget をインストールしたのち,コマンドプロンプトを管理者として実行し,「winget install GnuWin32.Wget」を実行.
その後,システム環境変数 Pathに,C:\Program Files (x86)\GnuWin32\bin を追加することにより,パスを通す.
管理者として実行した コマンドプロンプトで,次のコマンドを実行.
call powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";C:\Program Files (x86)\GnuWin32\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
詳しくは: 別ページで説明している.
TensorFlow は機械学習のソフトウエア. Python, C/C++ 言語から利用可能.機械学習のアプリケーションを簡単に作成できるもの. プロセッサ(CPU), GPU, Google TPU で動く. Google 社のディープラーニング研究プロジェクト. 2015年11月に最初のリリース.
TensorFlow のデータセットとして,https://github.com/tensorflow/datasets などで・音声,画像,テキスト,ビデオのデータが多数公開されており,学習に利用できる
Keras は 機械学習のAPI の機能を持つ. Python 言語から利用可能. TensorFlow, CNTK, Theano など,さまざまなディープラーニングのフレームワークの上で動く.
参考 Web ページ
次のページで説明している.
https://www.kkaneko.jp/db/man.html#cudnn64_7
次のページで説明している.
https://www.kkaneko.jp/db/man.html#cudnn64_8
winget はマイクロソフトによる Windows 用のソフトで,アプリケーションを簡単にインストール,更新できるようになるもの.
次の手順でインストールするか,マイクロソフトストアのアプリとしてインストールする.
このとき,msixbundle のファイルを選ぶ
バージョン番号が表示されれば OK.(下図と違うバージョン番号が表示される場合がある).
winget -v
vcpkg は,C や C++ のライブラリを管理する機能を持ったソフトウエア.Windows, Linux, MacOS で動く. ダウンロードされたファイルは,downloads 下に保存される.
vcpkg の GitHub のページ: https://github.com/microsoft/vcpkg
事前に Git のインストール: 別項目で説明している.
git のページ: https://git-scm.com/ , Visual Studio 2015 Update 3 以上のインストールが必要.
コマンドプロンプトを管理者として実行し,次のコマンドを実行.
cd c:\ git clone https://github.com/microsoft/vcpkg .\vcpkg\bootstrap-vcpkg.bat
Chocolatey は,Windows で動くパッケージマネージャ. アプリケーションのインストールや更新が簡単にできるようになる.
choco のオプションには,次のようなものがある
AllUsers: 全ユーザ,JustMe: 自分だけ,
0: 追加しない,1: 追加する,
miniconda は,Python, conda, pip などのソフトウエア.さまざまな追加ソフトウエアをインストールできる機能がある.
URL: https://docs.conda.io/en/latest/miniconda.html
Windows での miniconda3 のインストール手順は, 別ページで説明している.
Windows 10 でのアンインストールは, スタートメニューで「設定」,「アプリ」のように操作し,アプリが表示されるので, 右クリックメニューでアンインストール.
Windows の検索窓で「winver」と入れ,検索し,実行する
Windows のバージョン情報を確認する.
Windows 10 は,自動更新を設定している場合には,自動で更新される.
自動で更新されない場合は, 次のサイトを利用できる.
https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windows10
次の手順で行う
Windows の検索窓で「windowsupdate」と入れ,検索し,実行する.
上の手順がうまく動かない場合は,次を手順で解決する可能性がある(古い Windows 10 の場合)
ms-settings:windowsupdate-action
これで,Windows Update が自動的に始まる
Windows のバージョンの確認は,winver コマンドで行うことができる.
sfc /scannow
AMD社製プロセッサの場合は,システムの環境変数 MKL_DEBUG_CPU_TYPE に,値「5」を設定する.
sdelete の URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/sdelete
sdelete -z c:
Ubuntu のリリース名の確認は,次のコマンドで行うことができる
lsb_release -sc
Ubuntu でのレポジトリの追加では,次のようにリリース名を指定する必要があることが多い.
sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://archive.panda3d.org/ubuntu `lsb_release -sc` main"
パッケージのアップデート操作
端末を開き,次のように操作(端末を開くには,右クリックメニューが便利)
sudo apt -y update sudo apt -yV upgrade
カーネルに関するパッケージである linux-headers と linux-image の新しい版を追加したい場合には次の操作を行う.
sudo apt -yV dist-upgrade sudo apt -yV autoremove sudo apt autoclean sudo shutdown -r now
Ubuntu では,apt, apt-cache, dpkg コマンドを用いて,パッケージ管理を行うことができる
Ubuntu では,NVIDIA グラフィックスドライバは次のコマンドでインストールできる.
sudo ubuntu-drivers autoinstall
グラフィックスドライバは次のコマンドで確認
nvidia-smi
ARP テーブルには,ネットワークにつながっている機器の IP アドレスが格納されている. 「arp -a」コマンドにより表示することができる.
プロセッサの機能の1つ. AVS (アドバンスト・ベクトル・エクステンション) があるかどうかを確認するためには, CPU ID を調べる。
CPU ID を調べるために,インテル プロセッサー識別ユーティリティーを使うことができる. インテル プロセッサー識別ユーティリティー Windows 版は次の Web ページからダウンロードできる.
touch /tmp/now find . -newer /tmp/now gsettings list-recursively > /tmp/1
Linux の機能を用いて,新規作成,更新されたファイルをリアルタイムに検知できる.
inotifywait -e create -e close -r -m /tmp | tee -a /var/tmp/log-inotifywait > /dev/null
sudo fdupes -rf /home | sort | uniq | grep -v '^$' > /tmp/remove.lst # while read file; do rm -v "$file"; done < remove.lst
cd /home sudo find . -type d -empty -delete
Linux で fdupes コマンドを用いて, /home 下の重複ファイルを除去する操作は次の通り。 実行前に,必ずバックアップを行うこと。
sudo fdupes -rf /home | sort | uniq | grep -v '^$' > /tmp/remove.lst while read file; do rm -v "$file"; done < remove.lst
FileZilla で削除するのが便利です
Linux で find コマンドを用いて,空のディレクトリを削除する操作は次の通り。
cd /home sudo find . -type d -empty -delete