Windows での主要なソフトウェアのインストールと設定(Windows 上)

【要約】 Windows環境でデータベースシステム,人工知能,3Dコンピュータグラフィックス,メディア処理,プログラミングなどを活用するためのソフトウェアセットアップガイドである.主な内容は次のとおりである.

各ソフトウェアについて,インストール手順,設定方法,動作確認の方法が詳細に記述されている.また,GPU利用のための設定や,各ツールの基本的な使用方法も含まれている.記事全体を通して,コマンドラインの操作が具体的に示され,エラーチェックの重要性が強調されている.

目次

  1. Windows での操作(注意点まとめ)
  2. Windows のセットアップ,便利なフリーソフトウエア
  3. ビルドツール(Build Tools)のインストール
  4. Git, CMake, 7-Zip のインストール
  5. NVIDIA ドライバ,NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA cuDNN のインストール
  6. Python のインストール,pip と setuptools の更新,Python 開発環境のインストール,PyCharm,Python の種々のパッケージ
  7. numpy, scikit-learn, TensorFlow, Keras, MatplotLib, opencv-python, PyTorch
  8. ディープラーニング応用
  9. 数値演算ライブラリ
  10. エディタ
  11. Web ブラウザ,リモート接続,リモート操作
  12. ツール類(ファイル検索,スクリーンショット,作図ツール,Microsoft Office,Windows Sysintenals)
  13. PostgreSQL の利用
  14. データベースツール等
  15. Java,Java 開発環境
  16. Android Studio

注意事項

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まとめページ

Windows 関連

YouTube の再生リスト「インストールと設定(フリーソフトウェアの活用のために)」
https://www.youtube.com/playlist?list=PLwoDcGBEg9WGSPnYNwhz04zvQF5FCnT7a

YouTube のチャンネル「金子邦彦」
https://youtube.com/user/kunihikokaneko

1. Windows エクスプローラーファイル表示,コマンドプロンプトの起動,特殊文字(「\」 と「¥」)

ここでは,Windows エクスプローラーでの隠しファイルと拡張子の表示方法。コマンドプロンプトの通常起動と管理者としての実行,コマンドプロンプトでの「\」 と「¥」を説明する.

2. Windows のセットアップ,便利なフリーソフトウエア

Windows のセットアップ

便利なフリーソフトウェアのインストール

必要なフリーソフトウェアを選択して,インストールする.

FirefoxとGoogle Chromeは高機能なブラウザで,拡張機能を用いてカスタマイズが可能である.Search Everythingは迅速なファイル検索が可能である.Visual Studio CodeとEmacsはテキストエディタである.FileZillaとMobaXtermはファイル転送・リモート接続のために有用である.Kokomiteはマウス拡大,GreenShotはスクリーンショットの撮影・編集に役立つ.

理工学分野のフリーソフトウェア

理工学分野のフリーソフトウェア: 別ページ »で説明

その他,便利な機能をもったフリーソフトウェアの紹介

その他,便利な機能をもったフリーソフトウェアの紹介: 別ページ »で説明

3. Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)

Build Tools for Visual Studio(ビルドツール for Visual Studio)

Build Tools for Visual Studioは,Windowsで動作するMicrosoftの開発ツールセットである.主にC++プログラミングに使用される.このツールセットには,コンパイラ,リンカ,ランタイムライブラリ,その他のビルド関連ツールが含まれる.

winget を用いたインストールコマンド】

次のコマンドは,Build Tools for Visual Studio 2022と VC2015 再配布可能パッケージをインストールするものである.

winget install --scope machine Microsoft.VisualStudio.2022.BuildTools
winget install --scope machine Microsoft.VCRedist.2015+.x64

【Build Tools for Visual Studio とVisual Studio の主な違い】

関連する外部ページ

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)の公式ダウンロードページ: https://visualstudio.microsoft.com/ja/visual-cpp-build-tools/

関連項目Build Tools for Visual Studio 2022 のインストール(Windows 上)

Build Tools for Visual Studio 2022 (ビルドツール for Visual Studio 2022),Visual Studio 2022 のインストール(Windows 上)

Build Tools for Visual Studio 2022(ビルドツール for Visual Studio 2022)のインストールは,Visual Studio を使う予定がある場合(よく分からない場合を含む)と,使う予定がない場合(使う予定が無いことが確実な場合)で方法が分かれる.

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4. Git, CMake, 7-Zip のインストール

バージョン管理システム Git のインストール(Windows 上)

Git は、ソフトウェアの開発において使用されているバージョン管理システムである.git clone コマンドは、リモートリポジトリからソースコードをローカルマシンにコピー(クローン)するために使用される.シンプルなコマンドで,リモートリポジトリ全体のコピーや,リモートリポジトリとの同期を行えることが特徴である.

Windows 上で Git をインストールするには,公式ウェブサイト (https://git-scm.com/) から 64-bit Git for Windows Setup をダウンロードし,インストーラーの指示に従ってインストールを進める.ほとんどの設定は既定 (デフォルト) のままで問題ないが,PATH 環境変数の設定画面では 2 番目のオプションを選択することが推奨される.

サイト内の関連ページWindows での Git のインストール: 別ページ »で説明

関連する外部ページGit の公式ページ: https://git-scm.com/

CMake のインストール

CMake は,ソフトウェアのビルドプロセスを自動化し,効率的に管理するためのツールである.Windows では,CMake のオプションを確認したい場合には,「cmake-gui」コマンドを使用して,CMake のグラフィカルユーザインタフェースを起動することにより確認ができる.このcmake-guiで,ビルドオプションの設定や,ビルドの実行も可能である.

CMake のダウンロードのページ https://cmake.org/download/ からダウンロードしてインストール

  1. CMake のダウンロードのページを開く

    https://cmake.org/download/

  2. 64ビットWindows のインストーラを選ぶ
  3. ダウンロードしたファイルを実行する.そして,オプションとして「Add CMake to the system PATH for all users」を選ぶ.他のオプションは既定(デフォルト)のままでよい.

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7-Zip のインストール

7-Zipは,ファイル圧縮・展開(解凍)ツール

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,7-Zip圧縮・展開(解凍)ツールをインストールするものである.

    winget install --scope machine 7zip.7zip
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\Program Files\7-Zip\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    

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関連項目7-Zip

5. NVIDIA ドライバ,NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA cuDNN のインストール

GPU

GPUは,グラフィックス・プロセッシング・ユニット(Graphics Processing Unit)の略である.3次元コンピュータグラフィックスや3次元ゲーム,動画編集,仮想通貨のマイニング,科学計算,ディープラーニングなど,並列処理が必要な幅広い分野で活用されている.

TensorFlow GPU 版

TensorFlowは,Googleが開発した機械学習フレームワークである.Python,C/C++言語から利用可能で,CPU,GPU,TPU上で動作する.TensorFlowの特徴として「データフローグラフ」がある.これは,「データの流れ」を表現するもので,グラフの節点は演算(オペレーション)を,エッジはデータ(テンソル)の流れを表す.TensorFlowを使用することで,音声,画像,テキスト,ビデオなど多様なデータを扱う機械学習アプリケーションの開発が容易になる.2015年11月に初版がリリースされて以来,継続的にバージョンアップが続いている.

TensorFlow GPU 版の動作に必要なもの(2023年4月時点)

古いバージョンである2.4.4 あるいはそれ以前のバージョン のTensorFlow を使う場合は, 最新NVIDIA cuDNNを使わないこと. 詳しくは,別ページ »で説明

NVIDIA ドライバのインストール(Windows 上)

NVIDIA ドライバ

NVIDIA ドライバは,NVIDIA製GPUを動作させるための重要なソフトウェアである.このドライバをインストールすることにより,GPUの性能を引き出すことができ,グラフィックス関連のアプリ,AI関連のアプリの高速化が期待できる.

ドライバはNVIDIA公式サイトである https://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp からダウンロードできる.このサイトからダウンロードするときには,グラフィックスカードとオペレーティングシステムを選択する. なお,NVIDIA GeForce Experiance を用いてインストールすることも可能である.

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  1. NVIDIA グラフィックス・ボードの確認

    Windows で,NVIDIA グラフィックス・ボードの種類を調べたいときは, 次のコマンドを実行することにより調べることができる.

    wmic path win32_VideoController get name
    
  2. NVIDIA ドライバのダウンロード

    NVIDIA ドライバは,以下の NVIDIA 公式サイトからダウンロードできる.

    https://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp

  3. ダウンロードの際には,使用しているグラフィックス・ボードの型番とオペレーティングシステムを選択する.

NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のインストール(Windows 上)

NVIDIA CUDA ツールキットのインストール時の注意点

NVIDIAのGPUを使用して並列計算を行うためのツールセット

主な機能: GPU を利用した並列処理,GPU のメモリ管理,C++をベースとした拡張言語とAPIとライブラリ

NVIDIA CUDA ツールキットの動作に必要なもの

Windows でインストールするときの注意点

関連する外部ページ

関連項目NVIDIA CUDA ツールキット, NVIDIA CUDA ツールキット 12.5 のインストール(Windows 上), NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 のインストール(Windows 上)

  1. Windows では,NVIDIA CUDA ツールキットインストール中は,なるべく他のウインドウはすべて閉じておくこと.
  2. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  3. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,NVIDIA GeForce Experience,NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 をインストールするものである.

    wmic path win32_VideoController get name
    winget install --scope machine Nvidia.GeForceExperience
    winget install --scope machine Nvidia.CUDA --version 11.8
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"CUDA_HOME\", \"C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.8\", \"Machine\")"
    
  4. NVIDIA CUDA ツールキットのインストールが終わったら,ユーザ環境変数 TEMP の設定を行う.

    Windowsユーザ名が日本語のとき,nvcc がうまく動作しないエラーを回避するためである.

    ユーザ環境変数 TEMP に「C:\TEMP」を設定するために, コマンドプロンプトで,次のコマンドを実行する.

    mkdir C:\TEMP
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"TEMP\", \"C:\TEMP\", \"User\")"
    

NVIDIA cuDNN 8.9.7 のインストール(Windows 上)

NVIDIA cuDNN

NVIDIA cuDNN は, NVIDIA CUDA ツールキット上で動作するディープラーニング・ライブラリである. 畳み込みニューラルネットワークや リカレントニューラルネットワークなど,さまざまなディープラーニングで利用されている.

Windows で,NVIDIA cuDNN の利用時に 「Could not locate zlibwapi.dll. Please make sure it is in your library path!」と表示されるときは, ZLIB DLL をインストールすること.

関連する外部ページ

NVIDIA cuDNN のインストール(Windows 上)の概要

zlib のインストール(Windows 上)

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行

    次のコマンドは,zlibをインストールし,パスを通すものである.

    cd /d c:%HOMEPATH%
    rmdir /s /q zlib
    git clone https://github.com/madler/zlib
    cd zlib
    del CMakeCache.txt
    rmdir /s /q CMakeFiles\
    cmake . -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=c:/zlib
    cmake --build . --config RELEASE --target INSTALL
    powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\zlib\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"
    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"ZLIB_HOME\", \"C:\zlib\", \"Machine\")"
    

関連する外部ページ

関連項目zlib

NVIDIA cuDNN 8.9.7 のインストール(Windows 上)

  1. NVIDIA cuDNN のウェブページを開く

    https://developer.nvidia.com/cuDNN

  2. ダウンロードしたいので,cuDNNのところにある「Download cuDNN」をクリック.
  3. cuDNN Downloads のページで「Archive of Previous Releases」をクリック
  4. cuDNN 8.x - 1.x」をクリック
  5. ダウンロードしたいバージョンを選ぶ

    ここでは「NVIDIA cuDNN v8.9.7 for CUDA 11.x」を選んでいる.

    このとき,画面の「for CUDA ...」のところを確認し,使用するNVIDIA CUDA のバージョンに合うものを選ぶこと.

  6. Windows にインストールするので Windows 版を選ぶ
  7. NVIDIA Developer Program メンバーシップに入る

    NVIDIA cuDNN のダウンロードのため.

    Join now」をクリック.その後,画面の指示に従う. 利用者本人が,電子メールアドレス,表示名,パスワード,生年月日を登録.利用条件等に合意.

  8. ログインする
  9. 調査の画面が出たときは,調査に応じる
  10. ライセンス条項の確認
  11. ダウンロードが始まる.
  12. ダウンロードした .zip ファイルを展開(解凍)する. その中のサブディレクトリを確認しておく.

    Windows での展開(解凍)に便利な 7-Zip: 別ページ »で説明

  13. NVIDIA CUDA ツールキットをインストールしたディレクトリを確認する.「C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.8」のようになっている.
  14. 確認したら, さきほど展開してできたすべてのファイルとディレクトリを,NVIDIA CUDA ツールキットをインストールしたディレクトリにコピーする
  15. パスが通っていることを確認.

    次の操作により,cudnn64_8.dllパスが通っていることを確認する.

    Windowsコマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行する.エラーメッセージが出ないことを確認.

    where cudnn64_8.dll
    
  16. Windowsシステム環境変数 CUDNN_PATH の設定を行う. Windows では, コマンドプロンプトを管理者として開き, 次のコマンドを実行することにより, システム環境変数 CUDNN_PATH の設定を行うことができる.

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"CUDNN_PATH\", \"C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.8\", \"Machine\")"
    

6. Python のインストール,pip と setuptools の更新,Python 開発環境のインストール,PyCharm,Python の種々のパッケージ

① インストールする Python のバージョンの確認

2022年12月時点では, Python 3.10 を使う.

Python 3.10 の根拠:

古いバージョンTensorFlow,PyTorch を使う予定の場合.

次により, Python, TensorFlow, PyTorch のバージョンの組み合わせを確認し,それにあったバージョンの Python をインストールする必要がある.

② Python のインストール

Python のインストールでの注意点

インストール手順の詳細(別ページ)Windows での Python のインストール: 別ページ »で説明

Python の公式ページhttps://www.python.org/

③ pip と setuptools の更新

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    Windowspip を実行するときは,コマンドプロンプト管理者として開き,それを使って pip を実行することにする.

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行する.
    python -m pip install -U pip setuptools
    

【pip の利用】 Windows では,pip は,次のコマンドで起動できる.

pip または python -m pip または py -3.10 -m pip のようにバージョン指定.

Windows では,管理者として実行.

④ Windows での Python 開発環境として,Jupyter Qt Console, Jupyter ノートブック (Jupyter Notebook), Jupyter Lab, Nteract, spyder のインストール

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    Windowspip を実行するときは,コマンドプロンプト管理者として開き,それを使って pip を実行することにする.

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 次のコマンドを実行する.

    次のコマンドを実行することにより,pipとsetuptoolsを更新する,Jupyter Notebook,PyQt5、Spyderなどの主要なPython環境がインストールされる.

    python -m pip install -U pip setuptools requests notebook==6.5.7 jupyterlab jupyter jupyter-console jupytext PyQt5 nteract_on_jupyter spyder
    

⑤ PyCharm のインストール(Windows 上)

Windows での PyCharm のインストール: 別ページ »で説明

他の Python の開発環境

⑥ Jupyter Qt Console, NTeract が起動できるかを確認

  1. numpy, matplotlib のインストール

    Windows では,コマンドプロンプトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

    pip install -U numpy matplotlib
    
  2. Jupyter Qt Console の起動チェック

    新しくコマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行する. Jupyter Qt Console が開けば OK.

    jupyter qtconsole
    
  3. 確認のため,Jupyter Qt Console で,次の Python プログラムを実行する

    次のプログラムは,NumPy と Matplotlib を使用して,0から6までの範囲のsin関数のグラフを描画する.warnings モジュールを使用して Matplotlib の警告表示を抑制し,Matplotlib では,デフォルトのスタイルを使用する.

    import numpy as np
    %matplotlib inline
    import matplotlib.pyplot as plt
    import warnings
    warnings.filterwarnings('ignore')   # Suppress Matplotlib warnings
    
    x = np.linspace(0, 6, 100)
    plt.style.use('default')
    plt.plot(x, np.sin(x))
    
  4. nteract の起動チェック

    新しくコマンドプロンプトを開き,次のコマンドを実行する. ntetact が開けば OK.

    jupyter nteract
    
  5. 確認のため,nteract で,次の Python プログラムを実行してみる.

    そのために「Start a new notebook」の下の「Python」をクリック,次の Python プログラムを実行する

    次のプログラムは,NumPy と Matplotlib を使用して,0から6までの範囲のsin関数のグラフを描画する.warnings モジュールを使用して Matplotlib の警告表示を抑制し,Matplotlib では,デフォルトのスタイルを使用する.

    import numpy as np
    %matplotlib inline
    import matplotlib.pyplot as plt
    import warnings
    warnings.filterwarnings('ignore')   # Suppress Matplotlib warnings
    
    x = np.linspace(0, 6, 100)
    plt.style.use('default')
    plt.plot(x, np.sin(x))
    
  6. Juypter Notebook で,保存のときに,.py ファイルと .ipyrb ファイルが保存されるように設定.(この設定を行わないときは .ipyrb ファイルのみが保存される)
    1. 次のコマンドで,設定ファイルを生成
      jupyter notebook --generate-config
      
    2. jupyter/jupyter_notebook_config.py を編集し,末尾に,次を追加

      c.NotebookApp.contents_manager_class = "jupytext.TextFileContentsManager"

    3. jupyter notebook を起動し,Edit, Edit Notbook Manager を選ぶ.次のように設定する.

      "jupytext": {"formats": "ipynb,py"}

⑥ numpy, scikit-learn を使ってみる

⑦ Python の種々のパッケージ

その他,Python パッケージは,必要なものをインストール.次に手順を例示している. 利用者で判断すること.

7. numpy, scikit-learn, TensorFlow, Keras, MatplotLib, opencv-python, PyTorch

① TensorFlow GPU 版 2.10, Keras, MatplotLib, Python 用 opencv-python のインストール

設定の要点

システム環境変数 TF_FORCE_GPU_ALLOW_GROWTH の設定: true

  1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

  2. 使用する Python のバージョンの確認
    python --version
    
  3. pip と setuptools の更新

    *python -m pip install ...」は,Python パッケージをインストールするためのコマンド.

    python -m pip install -U pip setuptools
    
  4. TensorFlow 関係のパッケージのアンインストール操作

    トラブルの可能性を減らすために,関係のパッケージのアンインストールを行っておく.

    Windowspip を実行するときは,コマンドプロンプト管理者として開き,それを使って pip を実行することにする.

    python -m pip uninstall -y protobuf tensorflow tensorflow-cpu tensorflow-gpu tensorflow-intel tensorflow-text tensorflow-estimator tf-models-official tf_slim tensorflow_datasets tensorflow-hub keras keras-tuner keras-visualizer
    
  5. TensorFlow 2.10.1 および関連パッケージ(tf_slim,tensorflow_datasets,tensorflow-hub,Keras,keras-tuner,keras-visualizer)のインストール.

    あわせて,TensorFlowの公式ドキュメント,サンプルコード、Kerasの追加モジュールもインストールする.

    pip を用いてインストールする.

    python -m pip install -U protobuf tensorflow==2.10.1 tf_slim tensorflow_datasets==4.8.3 tensorflow-hub tf-keras keras keras_cv keras-tuner keras-visualizer
    python -m pip install git+https://github.com/tensorflow/docs
    python -m pip install git+https://github.com/tensorflow/examples.git
    python -m pip install git+https://www.github.com/keras-team/keras-contrib.git
    

    (以下省略)
  6. MatplotLib, Python 用 opencv-python のインストール

    pip を用いてインストール

    python -m pip install -U  numpy pillow pydot matplotlib seaborn pandas scipy scikit-learn scikit-learn-intelex opencv-python opencv-contrib-python
    
  7. TensorFlow のバージョン確認

    バージョン番号が表示されれば OK.下の図とは違うバージョンが表示されることがある.

    python -c "import tensorflow as tf; print( tf.__version__ )"
    

    次のようなメッセージが出た場合には,メッセージに従い, NVIDIA ドライバNVIDIA CUDA ツールキットNVIDIA cuDNN のインストールを行う. 但し,GPU がない場合には,このメッセージを無視する.

    サイト内の関連ページ

  8. TensorFlow パッケージの情報の表示
    pip show tensorflow
    
  9. (GPU を使うとき) TensorFlow からGPU が認識できているかの確認

    TensorFlow が GPU を認識できているかの確認は,端末で,次を実行して行う.

    python -c "from tensorflow.python.client import device_lib; print(device_lib.list_local_devices())"
    

    実行結果の中に,次のように「device_type: "GPU"」があれば,GPUが認識できている.エラーメッセージが出ていないことを確認しておくこと.

    ここで,GPU があるのに,TensorFlow から認識されていないかもしれない. TensorFlow GPU 版が指定するバージョンの NVIDIA CUDA ツールキットNVIDIA cuDNN がインストールされていないことが原因かも知れない.

    TensorFlow 2.5 の GPU 版での,cuDNN のバージョンは 8.2TensorFlow 2.4 の GPU 版での,cuDNN のバージョンは 8.0.5TensorFlow 2.3, 2.2, 2.1 の GPU 版での,cuDNN のバージョンは 7.6.そして,TensorFlow 1.13 以上 TensorFlow 2.0 までの GPU 版での,cuDNN のバージョンは7.4 が良いようである.

    Windows での NVIDIA ドライバNVIDIA CUDA ツールキット 11.8,NVIDIA cuDNN v8.9.7 のインストールと動作確認: 別ページ »で説明

  10. Windowsシステム環境変数 TF_FORCE_GPU_ALLOW_GROWTH に,true を設定

    Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

    コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    次のコマンドを実行

    powershell -command "[System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"TF_FORCE_GPU_ALLOW_GROWTH\", \"true\", \"Machine\")"
    

② PyTorch, Torchvision, Caffe2

Web ブラウザで最新情報を確認ののち,所定のコマンドによりインストールを行う.

PyTorch の URL: https://pytorch.org/

  1. PyTorch の「はじめよう」の Web ページを開く

    https://pytorch.org/get-started/locally/

  2. 種類を選ぶ

    Windows, pip, Python,NVIDIA CUDA ツールキット 11.3 以上 での実行例

    NVIDIA CUDA ツールキットのバージョンは一致するものを選ぶ. 選択肢として出てこないという場合には, 「install previous versions of PyTorch」をクリックし,そのページの記載に従う.

  3. 「Run the command」のところに,コマンドが表示されるので確認する
  4. 表示されたコマンドを実行.「pip3」は「python -m pip」に読み替える.

    PyTorch 2.3 のインストール手順例は次の通り

    1. Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

      コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

    2. PyTorch のページを確認

      PyTorch の公式ページ: https://pytorch.org/index.html

    3. 次のようなコマンドを実行(実行するコマンドは,PyTorch のページの表示されるコマンドを使う).

      次のコマンドを実行することにより, PyTorch 2.3 (NVIDIA CUDA 11.8 用)がインストールされる. 但し,Anaconda3を使いたい場合には別手順になる.

      事前に NVIDIA CUDA のバージョンを確認しておくこと(ここでは,NVIDIA CUDA ツールキット 11.8 が前もってインストール済みであるとする).

      PyTorch で,GPU が動作している場合には,「torch.cuda.is_available()」により,True が表示される.

      python -m pip install -U --ignore-installed pip
      python -m pip uninstall -y torch torchvision torchaudio torchtext xformers
      python -m pip install -U torch torchvision torchaudio numpy --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118
      
      python -c "import torch; print(torch.__version__, torch.cuda.is_available())"
      
  5. その結果,エラーメッセージが出ていないことを確認.
  6. PyTorch のバージョン確認

    次のコマンドを実行.

    * バージョン番号が表示されれば OK.

    python -c "import torch; print(torch.__version__, torch.cuda.is_available())"
    
  7. PyTorch の動作確認

    https://pytorch.org/get-started/locally/ に記載のサンプルプログラムを実行してみる

    Python プログラムを実行する

    from __future__ import print_function
    import torch
    x = torch.rand(5, 3)
    print(x)
    exit()
    
  8. GPU が動作しているか確認

    Python プログラムを実行する

    import torch
    torch.cuda.is_available()
    exit()
    

8. ディープラーニング応用

8.1 dlib, face_recognition(顔検出,顔のアラインメント,顔のランドマーク,顔認識その他)

関連する外部ページ

インストール手順の詳細(別ページ)

Dlib のインストール操作Windows では,コマンドプロンプトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

11.7」のところは,実際にインストールしている NVIDIA CUDA ツールキットのバージョンにあわせること.

cd C:\
rmdir /s /q dlib
git clone https://github.com/davisking/dlib
cd dlib
rmdir /s /q build
mkdir build
cd build
del CMakeCache.txt
rmdir /s /q CMakeFiles\
cmake .. -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -T host=x64 ^
    -DCUDA_SDK_ROOT_DIR="c:/Program Files/NVIDIA GPU Computing Toolkit/CUDA/v11.8" ^
    -DCUDA_TOOLKIT_ROOT_DIR="c:/Program Files/NVIDIA GPU Computing Toolkit/CUDA/v11.8" ^
    -D CUDA_NVCC_FLAGS="-allow-unsupported-compiler" ^
    -DCUDA_NVCC_FLAGS_DEBUG="-allow-unsupported-compiler" ^
    -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=c:/dlib ^
    -DUSE_AVX_INSTRUCTIONS=1

cmake --build . --config RELEASE --target INSTALL -- /m:4

python -m pip uninstall -y dlib
cd C:\
cd dlib
python setup.py build
python setup.py install
python -c "import dlib; print( dlib.__version__ )"

powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";c:\dlib\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"

cd C:\dlib
cd python_examples
curl -O http://dlib.net/files/mmod_human_face_detector.dat.bz2
curl -O http://dlib.net/files/dlib_face_recognition_resnet_model_v1.dat.bz2
curl -O http://dlib.net/files/shape_predictor_5_face_landmarks.dat.bz2
curl -O http://dlib.net/files/shape_predictor_68_face_landmarks.dat.bz2
"c:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x mmod_human_face_detector.dat.bz2
"c:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x dlib_face_recognition_resnet_model_v1.dat.bz2
"c:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x shape_predictor_5_face_landmarks.dat.bz2
"c:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x shape_predictor_68_face_landmarks.dat.bz2
del mmod_human_face_detector.dat.bz2
del dlib_face_recognition_resnet_model_v1.dat.bz2
del shape_predictor_5_face_landmarks.dat.bz2
del shape_predictor_68_face_landmarks.dat.bz2

Dlib の動作確認のため,次を実行.エラーメッセージが出ずに,顔検出の結果が表示されれば OK とする.

cd C:\dlib
cd python_examples
python cnn_face_detector.py mmod_human_face_detector.dat ..\examples\faces\2007_007763.jpg

face_recognition のインストール操作Windows では,コマンドプロンプトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

cd /d c:%HOMEPATH%
rmdir /s /q face_recognition
git clone https://github.com/ageitgey/face_recognition
cd face_recognition
copy C:\dlib\python_examples\shape_predictor_68_face_landmarks.dat .
python setup.py build
python setup.py install

face_recognition の動作確認のため,次を実行.エラーメッセージが出ずに,顔識別の結果が表示されれば OK とする.

mkdir %HOMEPATH%\face_recognition\known_people
mkdir %HOMEPATH%\face_recognition\unknown_pictures
copy %HOMEPATH%\face_recognition\examples\biden.jpg %HOMEPATH%\face_recognition\known_people
copy %HOMEPATH%\face_recognition\examples\obama.jpg %HOMEPATH%\face_recognition\known_people
copy %HOMEPATH%\face_recognition\examples\two_people.jpg %HOMEPATH%\face_recognition\unknown_pictures
cd /d c:%HOMEPATH%\face_recognition
face_recognition --show-distance true known_people unknown_pictures

8.2 ipazc/mtcnn

関連する外部ページ

ipazc/mtcnn のインストール手順(Windows 上)

  1. インストール

    Windows では,コマンドプロンプトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

    Windowspip を実行するときは,コマンドプロンプト管理者として開き,それを使って pip を実行することにする.

    python -m pip install git+https://github.com/ipazc/mtcnn.git
    python -c "import mtcnn; print(mtcnn.__version__)"
    
  2. 動作確認

    Windows で,コマンドプロンプトを実行. 次のコマンドを実行

    cd C:\dlib
    python
    

    次の Python プログラムを実行

    mtcnn の公式ページのプログラムを使用 (https://github.com/ipazc/mtcnn)

    Python プログラムを実行する

    from mtcnn import MTCNN
    import cv2
    
    img = cv2.cvtColor(cv2.imread("./examples/faces/2007_007763.jpg"), cv2.COLOR_BGR2RGB)
    detector = MTCNN()
    detector.detect_faces(img)
    

8.3 OpenPose (人体の姿勢推定,指のポーズ推定)

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インストール手順の詳細(別ページ)

OpenPose の動作確認のため,次を実行.エラーメッセージが出ずに,検出の結果が表示されれば OK とする.

cd C:\openpose-1.7.0-binaries-win64-gpu-python3.7-flir-3d_recommended
cd openpose
bin\OpenPoseDemo.exe --video examples\media\video.avi

8.4 Tesseract OCR 5 (文字認識)

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インストール手順の詳細(別ページ)

8.5 matterplot/masked_rcnn (画像のセグメンテーション)

matterplot/masked_rcnn の URL: https://github.com/matterport/Mask_RCNN

Windows では,コマンドプロンプトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

python -m pip install scikit-image cython
python -m pip install git+https://github.com/philferriere/cocoapi.git#subdirectory=PythonAPI
cd /d c:%HOMEPATH%
rmdir /s /q Mask_RCNN
git clone --recursive https://github.com/matterport/Mask_RCNN
cd Mask_RCNN
python -m pip install -r requirements.txt
python setup.py build
python setup.py install
cd samples/coco

https://github.com/matterport/Mask_RCNN/blob/master/samples/demo.ipynb に記載のプログラムを実行してみる.

8.6 Meshroom (写真測量,フォトグラメトリ)

関連する外部ページ

Meshroom のインストール操作(Windows 上)

8.7 muZero

Windows では,コマンドプロンプトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

rmdir /s /q c:\muzero-general
cd c:\
git clone https://github.com/werner-duvaud/muzero-general.git
cd muzero-general
python -m pip install -r requirements.txt

確認のため実行してみる.

python muzero.py
tensorboard --logdir ./results

8.8 OpenAIGym

Windows では,コマンドプロンプトを管理者として実行し, 次のコマンドを実行する.

rmdir /s /q c:\gym
cd c:\
git clone https://github.com/openai/gym.git
cd gym
python -m pip install -e .

9. 数値演算ライブラリ

Intel Performance ライブラリ (Intel oneAPI TBB, Intel oneAPI DNNL, Intel oneAPI MKL, Intel oneAPI IPP, Intel Distribution for Python)

必要な場合にはインストールを行う.このソフトウェアについても,必ず利用条件を確認すること.

10. エディタ

Visual Studio Code (エディタ)

Visual Studio Code はエディタ.軽快動作.操作法は簡単.  プログラム作成に向いた拡張機能が充実.Linux などでも動く.

インストール手順

ダウンロードしインストールする.

動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=2SVnOoJg4JY

Visual Studio Code で Python を使う(Python プログラムの作成と実行)

動画リンク https://www.youtube.com/watch?v=B2QB8gvk11g

Visual Studio Code拡張機能は,必要なものをインストールする.次に拡張機能を例示している.利用者で判断すること.

11. PopstgreSQL

インストール

ダウンロードの URL: http://www.postgresql.jp/download

PostgreSQL 13.1, pgAdmin 4, pgJDBC, psqlODBC, PostGIS などのインストールを簡単に行うことができる.

インストールにより,既定(デフォルト)では次のようにように設定される.

インストール時に postgres のパスワードを設定すること.

システム環境変数の設定

システム環境変数 Pathに,C:\Program Files\PostgreSQL\13\bin追加することにより,パスを通す

Windows で,コマンドプロンプト管理者として実行

コマンドプロンプトを管理者として実行: 別ページ »で説明

次のコマンドを実行

powershell -command "$oldpath = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable(\"Path\", \"Machine\"); $oldpath += \";C:\Program Files\PostgreSQL\13\bin\"; [System.Environment]::SetEnvironmentVariable(\"Path\", $oldpath, \"Machine\")"

psql などを扱いやすくするために,Windows のシステムの環境変数を次のように設定する.

postgres.conf の設定例

Windows での設定例.Windows マシンをPostgreSQL 専用に使うとき,そして,メインメモリが 32 GB のときは,それに合わせて設定する.

shared_buffers = 4GB
work_mem = 1GB
shared_memory_type=windows
max_files_per_process = 1000
effective_cache_size = 16GB

パーソナルに使う場合は,オンライントランザクション処理を行わないので,WAL の機能を実質オフににして運用する可能性がある.

wal_level = minimal
archive_mode = off
max_wal_senders = 0

データベースファイルを SSD, NVMe に置くときは,次のように設定

random_page_cost = 1.1

psql の基本操作

SQL の実行手順例

psql を用いてインタラクティブに実行する場合.

psql
create table T (id integer, name text);
insert into T values(1, 'hello');
select * from T;
\q

psql を用いて外部ファイルを実行する場合

psql
\i hoge.sql
\q

PL/Python Extension のインストール

psql を起動し,次のコマンドを実行することにより,インストールする. インストールがうまく行かない場合には,Python のバージョンが合致しないことが考えられる. Python のバージョンについては,インストールのドキュメントや Dependency (https://github.com/lucasg/Dependencies) で確認することができる.

CREATE EXTENSION plpython3u;
SELECT * FROM pg_language;

12. データベースツール等

DBeaver Community Edition

DBeaver Community Edition はデータベースツール. dbeaver で起動.

動作には,Java 11 以上が必要.「java -version」でバージョンを確認できる.

  1. 接続タイプを選ぶ
  2. 「ドライバファイルをダウンロードする」の画面が出ることがある. そのときは,次の手順で,ドライバファイルをダウンロードする.
    1. 「ドライバの編集」をクリック
    2. ダウンロード中のときは,ダウンロード終了を待つ.そして,ドライバファイルを確認し、OK をクリック
    3. 「ドライバをダウンロードする」の画面で,ドライバのファイルを選び「ダウンロード」をクリック.
  3. Host, Database, ユーザ名, パスワードを設定する.ポート番号を確認する.そして,「終了」をクリック.

SQL Workbench/J

SQLite 3

SQLite Studio 3.2.1

sqlitestudio, sqlitestudiocli で起動.

Windowsコマンドプロンプト管理者として実行し, 次のコマンドを実行

C:
mkdir c:\tools
cd c:\tools
curl -O https://github.com/pawelsalawa/sqlitestudio/releases/download/3.2.1/SQLiteStudio-3.2.1.zip
 powershell Expand-Archive -DestinationPath . SQLiteStudio-3.2.1.zip

13. メディア(地図情報、3次元コンピュータグラフィックスなど)

OSGeo4W 32ビット版

OSGeo4W は,GDAL/OGR,GRASS,OPenEV,uDig,QGIS などの多数のパッケージの組み合わせ

MakeHuman 1.2 (人体モデル)

人体モデリング(体形,顔,手,足,衣服,髪の毛,ポーズなど), 骨格(リグ)の形成もでき,アニメーション化にも便利

動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=Bbe69OJiFqM

Blender の MH community アドオンのインストール

説明ページ https://www.kkaneko.jp/tools/win/makehuman.html

動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=yxeMj4u8HdE

MeshLab (ポリゴン,3次元点群)

CloudCompare (3次元点群)

PCL (3次元点群)

14. Java,Java 開発環境

OpenJDK 17

OpenJDK のインストールと Java プログラムの実行: 別ページ »にまとめ

【サイト内の Java 関連の資料】

Eclipse

willbrains.jp の Pleiades のページ https://willbrains.jp/を開く.

ファイル「HelloWorld.java」の作成し,動作確認を行う.

public class HelloWorld
{
    public static void main(String args[])
    {
        System.out.println("Hello Java World !");
    }
}

コンパイルと実行

javac HelloWorld.java
java HelloWorld

GreenFoot (Java 学習ソフト)

BlueJ (Java クラス設計など)

Web ブラウザで最新情報を確認ののち,インストールを行う.

URL: http://www.bluej.org

ファイル「HelloWorld.java」の作成

public class HelloWorld
{
    public static void main(String args[])
    {
        System.out.println("Hello Java World !");
    }
}

コンパイルと実行

javac HelloWorld.java
java HelloWorld

16. Android Studio

インストール先として,ユーザ名 public のプロファイルにインストールしたとする

Android Studio の設定は次のように行う.

【まとめ】Windowsでのデータサイエンス,AI開発,メディア処理,プログラミングのための総合的な環境構築ガイド